思考の習慣

「忙しい」「バタバタ」「時間がない」という「ささくれマインド」への対処法

投稿日:


師走といわれるように、この時期は何かとやることが増えます。

そのようなときこそ「ささくれマインド」に陥らずに、心を落ち着けていきましょう。




 

時間不足による「ささくれマインド」

12月になると、耳にする機会が増える言葉があります。

それは、

「忙しい」

「バタバタしている」

「時間がない」

といった言葉です。

私は禁句にしている言葉たちではありますが、あまりにも耳にするとうっかり口に出してしまいそうにもなります。

街の雰囲気や周囲の人たちのマインドも伝染するものなのでしょう。

よく言われるように「忙しい」という言葉は「心を亡くす」と書きます。

こういった言葉を使っていると、次第に心の余裕ややさしさを失っていくのですよね(だからこそ禁句にしているわけですけれども)。

自分だけならまだしも、「ほかの人のために」と思っていた約束でさえ、「なんで自分ばっかりこんなに忙しいんだろう。それに比べてあの人は・・・」という気持ちになっていくこともあります。

私も会社の仕事がたてこんできたときに、同じ気持になったことがあります。

こうなるとやってくるのは被害者意識です。

この状態を、私は「ささくれマインド」と呼んでいます。

「ささくれマインド」ですごしてると、周囲の人が敵に見えてきたり、自分の性格が攻撃的になってくる感覚がありました。

しかも、そういう「ささくれマインド」だとすれ違いが起こり、仕事のミスも増えたりします。

そうなると、さらに時間を失うこともあるでしょう。

できるだけ「ささくれマインド」は避けていきたいものですよね。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





プリンストン大学の心理実験

学生を対象にした心理学の実験があります。

それは、学生たちが講堂でスピーチをするために校内を歩いているときに検証するものです。

講堂の近くでうずくまるみすぼらしい服装の男性が仕掛け人。

学生が通るときに、その男性が苦しそうなうめき声をあげます。

そのときに、

・Aチームの学生たちには、講堂に移動する前に「まだ時間の余裕がある」

と伝えます。

もう一方の

・Bチームの学生たちには、講堂に移動する前に「時間がないから急いで」

と伝えるのです。

これにより、学生たちが手を貸したかどうか。

それを実験したわけです。

結果、うずくまっている男性を助けようとした学生たちの割合は、

・Aチーム:63%

・Bチーム:10%

だったのです。

この実験からもわかるように、「ささくれマインド」というのは人の余裕ややさしさを機能させなくなってしまうのです。

これは、私たちの日常にも当てはまるのではないでしょうか。

 


■スポンサーリンク




タスクとタスクの間に余白を入れる

タスクとタスクの間には、ほんの数分でもいいので余白をいれておきましょう。

たとえ1分でもいいです。

では、その時間に何をやればいいのか。

私のおすすめは「瞑想」や「深呼吸」です。

たった1分かもしれませんが、目を閉じて自分の呼吸に集中する。

これだけでかなり「ささくれマインド」は落ち着きます。

できれば、椅子に座っておこないましょう。

難しい場合は、立ってやってもいいと思います。

電車の中でつり革を持ったままでもできます。

私も、帰宅しながらのランを終えて、次にコーチングセッションの時間が待っているときがあります。

感情を高めるためのランニングも兼ねているわけですが、セッション前に1分の瞑想(「COACHステート」という瞑想法)をおこなっています。

すると、エネルギーを感じながら、心は落ち着いているという状態(ステート)をつくれるのです。

そのようにして、タスクとタスク余白に小さく「瞑想」や「深呼吸」をはさみこむこと。

たったこれだけのことではありますが、「ささくれマインド」を軽減できる習慣です。

年末の時期だからこそ、ぜひトライしてみましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、ランチームのキャプテン元帥の誕生日会に参加しました。

参加メンバーを見ていて、感じたことがあります。

それは、私が最初に参加した2013年の頃から考えると、会社員が激減したことです(笑)。

昨日は、会社員が私ともう1人だけでした。

その代わりに本の著者になる人が増えて、メンバーの半分以上は本を出版。

そして、トライアスリートが増える(昨日の男性メンバーは私以外は全員アイアンマン、、、)という集まりに変化しています。

「環境が人をつくる」というのは、本当だなぁと実感しています。(^_^)


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「宇都宮餃子はおいしくない」は間違い。「自分の学校」づくりで内的な比較の基準をつくる。

何かを比較することは、人間の本能として仕方がないことではあります。 しかし、比較する基準を間違えないように注意しています。   ■スポンサーリンク     「宇都宮餃子を …

村上春樹さんに学ぶ!成果を出しながら人生の「指針」を見つけだすために必要なたった1つの習慣。

こんにちは、伊藤です。 あなたは、 「人生の指針」 と呼べるようなものをお持ちですか? 即答できないとしたら、本日のエントリーがヒントになります!     村上春樹さんの期間限定サ …

習慣は、あなたの価値を決めない。

続けている自分はOK。 続かない自分はNG。 そんな単純な図式に当てはめて、自分を苦めないようにしましょう。   続けられない自分に嫌気がさす 続けられていない自分も、好きでいましょう。 今 …

自分が変えられる範囲で「より良い明日」という点をつなぐ

いつも絶好調で勝ち続けている人がいないように、常に絶不調で負け続けている人もいません。 どんなプロセスにも「山あり谷あり」だと思います。   どんなことにも山と谷がある 月が変わるタイミング …

「成功の反対=失敗」ではないと考える理由

実験やテストしてみたことがうまくいったことを「成功」と呼びますよね。 その「成功」の反対は何でしょうか?   失敗だらけのアクアスロン 先日、アクアスロンのレースに参加しました。 アクアスロ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。