コミュニケーションの習慣

対話が上手な人になるために「上を向いて話そう」

投稿日:


話し合いのムードが悪くなるときは、お互いににらみ合っているからかもしれません。
そんなときは上を向いて話ましょう。




 

家族旅行中に困りごと発生

家族旅行中に、困ったことが起きました。

それは、楽しみにしていたランチタイムでのできごと。
山梨県といえばほうとうということで、地元の名店を訪れました。

目当てのお店は、満席だったんです……。
店外までズラーッと人があふれていて。
まさに「長蛇の列」でした。

そのお店は予約ができません。
ある程度は予想していたんですが。

「入れるまで待つ」という選択肢もありました。
ただ、どんなに早くても1時間はかかりそうに見えました。
私は家族に「やめよう」と。

となれば当然、代わりの店を探さなければなりません。
土地勘のない場所で、イチからお店探しです。

その日は暑かったんです。
湿度も高い。
つまり、それほど快適じゃない状態です。

しかも、旅行の荷物は重い。
長く歩いていると、汗と荷物で肩が痛みます。

悪いことが重なりました。
入ろうとした次の店(そば屋)も満席だったんですね。
すると、お腹も減ってきます。

「腹が、減った……。」
『孤独のグルメ』井之頭五郎の心境です。

家族4人。
みんなの機嫌がちょっとずつ険悪になっていくのがわかります。

明らかな文句があるわけではない。
でも、「じゃあ、どうする?」が決まらない。
なんとなく嫌なムードが流れたわけです。

あなたはこんな状況に陥ったとき、ないでしょうか。
私は、不快な汗をふきながら、心の中で「どうすればいいかな?」と考えていました。

 


 

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3段構造のピラミッド型の対話

こんなときは、ピラミッドの3段構造をイメージしましょう。

 

行動から話す

まずピラミッドの下ですね。
行動レベルです。

行動面だけで話すと、揉めごとが起こりやすいんですね。

今回で言えば、楽しみにしていたお店では食べられない。
予定が変わる。
お腹が減ってくる。

思わず「ファミレスでもいいかも?」という意見が出る。
「いやいや、せっかく旅行にきてるのに東京でも食べられるファミレスは無しじゃないか?」という意見も出る。

このように、行動面から話してしまうと、下を向いて話をすることになります。
すると、みんなの意見は食い違うわけです。

 

目標から話す

次は、ピラミッドの真ん中です。
ここは目標です。

私たち家族の目標。
このときは空腹を満たすことです。

第1希望のお店が予約できず、入れない。
その事実は変えられません。

それならば自分たちの思考と行動を変えるしかないわけですよけ。
ですから、「家族の空腹を満たす」を目標にすればいいわけです。

そう考えると、必ずしもお店で座って昼食を食べなくてもいい。
コンビニもあるし、ファストフードだってあります。
一旦カフェに入ってスイーツで空腹を紛らわすことだって考えられます。

そうすれば、ひとまずは「空腹を満たす」という目標は達成できる。
行動に柔軟性が出ますよね。

 

目的から話す

最後は、ピラミッドの上。
ここは目的です。

もめるときって、目的を忘れてしまってる場合が多いんです。

では、そもそも、私たちが家族旅行にきた目的は何だったのか。
それは「家族で楽しい時間を過ごすため」ですよね。
家族4人の共通の目的のはずです。

それなのに、1つのお店が満席状態というだけで、気分を乱してしまう。
あんまり良くないですよね。

だからこそ、目的に立ち返る。
家族で目的を思い出して話し合い、これ以上の不機嫌ムードはやめようと。

もちろん、ケンカになったわけじゃないんです。
ただ、下の行動レベルで話してたなと。

だから、ピラミッドの上を向いて話す。
すると、感情はだいぶ明るくなります。
なぜなら、目的は家族全員が同じだからですね。

 

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「上を向いて歩こう」ならぬ「上を向いて話そう」

今回は家族の例でしたが、夫婦間や恋人間でも同じです。
もちろん、会社の人間関係でも同じ(はず)です。

上の目的を見れば同じ。
それなのに下の行動面で見ると食い違いが起こる。
よくあるんです。

行動面だけだとトラブルが起こりがちなので、そのときはあなたがひと息つきましょう。
その上で「目的は一緒のはず」ということを思い出し、話し合うように努めてみることです。

私はこの思考法を身に着けた結果、夫婦間の小競り合いをだいぶ減らすことに成功しています。(笑)
今回の家族旅行でも役立ちました。

もしもあなたが「何かぶつかりそうだなぁ……。(嫌な予感)」と感じたときは、このピラミッドを思い出してみませんか。
そうして、行動面でお互いに向き合ってぶつかるのではなく、目的を見て上を向きながら話し合ってみましょう。

これが「上を向いて歩こう」ならぬ、「上を向いて話そう」です。

 


 

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■編集後記

昨日は、週明けの前倒しルーティンを実行。

夜は「良習慣塾」セミナー準備。
「開催日の3日前に完了すれば勝ち」のルールには及ばずでしたが。
完成が見えてきました。(^^)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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