モチベーションの習慣

「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」という誤解

投稿日:2021/11/20


「成功するためには好きなことを追求するべきだ」に含まれている誤解とは?

あなたは「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」と思ったことはないでしょうか。

それは逆で、むしろ「好き」には「面倒くさいこと」が含まれているものです。




 

好きなことはパフォーマンスが高まる

「成功するためには好きなことを追求するべきである」

あなたはこのような言葉を見聞きしたことがあるでしょうか。

いわゆる成功哲学本にもよく書いてあることですよね。

私も、よく見聞きしています。

実際、研究では、

・好きなことを仕事にしている人たちの方が収入が高い

・好きなことを追求している人たちのほうが高いパフォーマンスを発揮する

ということが証明されています。

ですから、「成功するためには好きなことを追求する必要がある」ということ。

これ自体は、間違ったことではないと思います。

実際に、私が「この方は仕事が速いな」という方(井ノ上陽一さん)が話されていたのは、「好きな仕事をしているから速くできる」と言われていました。

「なるほど」と、感じたのです。

確かに、好きで得意な仕事なら、先のばしは発生しません。

どんどん取りくめるし、スピードも速められますし、やっている最中も楽しいでしょう。

苦手な仕事を嫌々やっている人と、好きな仕事を前向きにやっている人。

どちらが成果を出すことができるのか。

考えるまでもありませんよね。

 


 

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「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」という誤解

ただし、注意したい点があります。

それは、

「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」

と思い込んでいることは無いでしょうか。

決してそうでは無いのです。

私たちが、大好きなことや情熱を注げるもの。

それらの全体の中には、面倒なことや好きじゃないことも含まれているのが当然なのです。

自然界の色が白か黒か明確になっていないように。

ものごとが「0か100か」がはっきりしていないように。

生きることには死が含まれているように。

本質はグレーゾーンにあるのです。

つまり、全体の中は必ずしもきれいに分割でるものではないということです。

この本質を忘れないでいただきたいのです。

ですから、「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」について、こう考えてみるとどうでしょう。

あなたには好きな芸能人や有名人がいるでしょうか。

もしくは、奥さまやご主人、恋人のことでもいいですね。

あなたはその人のことを、100%すべて丸ごと好きでしょうか。

決してそうではないのではないのではないかと思います(あるとしたら、奇跡だと思います・笑)。

それと同じです。

「いろいろあるけれども、トータルで好き」ならいいのです。

ですから、

・「面倒くさいことだから、自分はきっと好きじゃない」

とか、

・「先のばししてしまうから、これは自分には向いていない」

というのは、必ずしも正解ではないと考えてみましょう。

 

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「好き」には「面倒くさいこと」が含まれている

マラソンの世界大会で優勝するような選手でも、面倒だと思うけれど走っているのです。

以前、作家の村上春樹さんが、元マラソン選手の瀬古俊彦さんにインタビューしたことがあるのを本で読みました。

村上さんが瀬古さんに「面倒くさい」ことについて質問しているのです。

“「瀬古さんくらいのレベルのランナーでも、今日はなんか走りたくないな、いやだなあ、家でこのまま寝てたいなあ、と思うようなことってあるんですか?」と質問してみた。

瀬古さんは文字通り目をむいた。

そして〈なんちゅう馬鹿な質問をするんだ〉という声で「当たり前じゃないですか。そんなのしょっちゅうですよ!」”

思えば、私も夏休みの読書感想文は苦手でした。

ですから、書くことが苦手だと思っていたのです。

でも、ブログを書くことは3000日以上も続けることができています。

もちろん、その日々の中には「今日はなんとなく面倒だな」「筆が重いな」という日がありました。

ただ、本当に苦手だったら、ここまで続けることはできません。

私自身の「書くことが好き」にも、「面倒くささ」は含まれているわけです。

実際、ブログもメルマガも、挫折してしまった経験があります。

それでも書き続けることで、私の中の「好き」が顕在化してきたのだと思っています。

ですから、あなたが好きなことの中にも「好きなことなら、面倒くさいことはゼロ」とは思わないようにしましょう。

もしかすると、あなたが過去に楽しみを感じていたのに「面倒くさいから」といってやめてしまったことに、あなたの「好き」が眠っているかもしれません。

私のように、以前はあきらめてしまった「好きかもしれないこと」を、もう一度思い出してみてはいかがでしょうか。

そこに、あなたの「好き」「得意」が眠っているかもしれません。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

夜は、「習慣化オンラインサロン」の入門ガイダンスを実施。

そのあとはサロンメンバーさん同士の交流会でした。(^^)


 


 

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