良習慣の習慣

なぜ、私は早起きができるようになったのか?目標が目的に変化する重要性

投稿日:2015/06/21


「伊藤さんが早起きしようと思った目的は何だったのですか?」

先日、早起きコーチングを受けてくださったクライアントさんから、上記のように尋ねられました。

そういえば、非常に大切なことなのに、今までブログにも書いていなかったかもしれません。
せっかくの機会なので、書き記しておきます(笑)。

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早起きしないとまずい、という危機感の醸成

私が最初に早起きに興味を持ったのは、2007年でした。
今から8年も前のことなのですね。

きっかけは、本田直之さんの「レバレッジリーディング」です。
同書は、間違いなく私の「人生を変えた1冊」です。

本田さんに憧れ、「早起きして、1日1冊読書する」ことを目的にして、ビジネス書の多読をスタートしました。

たくさんの本を読むうちに気づいたのは、「早起きして第2領域に時間とエネルギーを投資していかないと、このまま下流の人生で終わってしまう!」という危機感でした。

人が変わるとき、大切な感情は「危機感、快感、期待感」です。
そのうち、私は危機感によって、「このままでは、将来まずいことになる・・・」と思ったのですね。

正直にいうと、「このままでは、将来まずいことになる」と感じてはいたものの、現実から目をそらしていた、という方が正しいです。(^_^;)

当時の私は、仕事、家庭、そして自分自身。
自分の人生を構成するすべての環境に満足できず、それでいて何をやれば良いのか分からない、という悶々とした日々を送っていました。。。

いま思い出してみても泣けてくるなぁ・・・(笑)。

「とにかく早起きして、何かを変えよう!」
そのようにして、早起きに挑戦することとなったのです。

 

あいまいな目標が、明確な目的に変わった瞬間

早起きしようと思って、すぐに早起きできるようになるほど、私には早起きは簡単なものではありませんでした。
がんばろうとする気持や根性だけでは、早起きは難しかったのです。
当然、失敗と挫折の日々が続きました。

二度寝を繰り返し、起きれなかった自分を「意志が弱い」と責め、自己嫌悪に陥っていました。

そのようなときに起きた転機は、、、
東日本大震災でした。
35歳を迎える8か月前です。

そのとき、「いまやりたいことをやっておかなければ、いつ自分の人生が終わるのか分からない」ということを強く思ったのです。

私は、「何かしなければ!」と考えて、思い立ったのがフルマラソンへの挑戦でした。

30歳くらいに目標を書いた手帳を見返すと、そこには「35歳までにフルマラソンを完走する!」と書いてあったのです。
これも、何かのタイミングだったのでしょう。

「今やらなかったら、いつやるのか?」と感じた私。
学生時代から長距離なんて大嫌いでしたが、当時の自分にとっては、非常に大きな挑戦でした。
私の周囲にはマラソンをやっている人はおらず、ひとまず本を買って自己流でウォーキングからスタートしました。

もちろん、昼間は会社の仕事がありました。
娘が産まれたばかりだったので、夜も走れる時間を確保できませんでした。

そこで、注目したのが早朝。
単純に、ランニングができるのは早朝しかなかったのです(笑)。

そのような理由で、「フルマラソンを完走するために早起きする!」という早起きの目的が誕生しました。
起きる目的が明確だったことと、大会までのタイムリミット効果があったので、そこに「骨太の理由」が生まれたのですね。

「なぜ、自分は早起きをしたいのか?」「なぜ、自分がそれをやるのか?」という部分が明確になりました。

目標だけでは人間は動けませんが、目的ができると人は行動できるようになります。
あれほどつらかった早起きが、だんだん成功するようになっていったのです。

 

メリットを頭と心で感じることができれば継続できる

そのようにして、なんとなく5時起きできるようになり、次第に4時に起きれるようになっていきます。
徐々に早起きが順調にできるようになっていったのです。

そして半年後、無事にフルマラソンを完走
ずっとやってみたかったことを成し遂げた瞬間、これまでに早朝に走った時間を思い出し、ものすごく充実感を感じて、思わず涙が出ました。

その後も早起きの習慣を続けていったところ、仕事やプライベートが劇的に好転していきました。
毎年、資格取得や新しいことに挑み、なんとか達成していくといった好循環が回りはじめたのです。

結果として、朝時間を使うことが人生をうまくまわしていく秘訣だというメリットをリアルに感じとれたため、能動的に早起きをするようになっていきました。
第2領域といわれる、読書、ブログ、コーチング、運動、英語学習など、さまざまな活動を朝に持ってくるようになりました。

そのようにして、朝時間の素晴らしさを感情や身体で感じとることがきたので、早起きを継続できるようになったのですね。

ですから、早起きにチャレンジするときに重要なのは、目的を明確化することだとお伝えしています。。
それも、心から感じる「危機感、快感、期待感」がないと、早起きは続きません。
ですから、私はクライアントさんたちに「早起きの目的」を何度も確認しています。

もちろん、私も1年365日完璧に早起きできるわけではなく、今でも二度寝してしまうときや、深酒してしまうときはあるのですけれども・・・(^_^;)。

まだまだ、私の挑戦の日々は続いています。
早起きは技術ですから、やればやるほど上手になるというのが私の持論。
もっと上手になりたいものです。

あなたの早起きの目的は何ですか?

 

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【編集後記】

昨日は娘の6歳の誕生日でした。

中学2年生の息子のときに比べると、時間が過ぎるスピードが圧倒的に早く感じます。

やはり、1度経験していることは、驚きやとまどいが少なくなるので、時間の流れに鈍くなるのでしょうね。

新しい体験を増やして、時間の流れを遅く感じる意識を持たないと、「気づいたら人生が終わってた」なんてことになりかねません。(^_^;)

新しいチャレンジをどんどん繰り返していきたいと思います。

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

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■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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