良習慣の習慣

批評家はかっこ良く見える?

投稿日:2013/11/20


■批評家スタンスの先輩がかっこよく見えたとき

 

前の会社にいた頃の話です。

僕は、初めての就職で、テレビ業界に入って番組制作をすることになりました。

 

憧れのマスコミ業界。

初めて社会人になった僕は、何か新しいことがスタートするワクワク感に満たされていました。

まあ、その時点は週に3〜4日以上も徹夜するとは思っていなかったからですが。。。(笑)

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その頃は、まだ業界に詳しくないので、先輩の話ひとつ一つが学習になっていました。

そんな先輩の中に、カッコ良く見える先輩がいました。

 

その先輩は、ことあるごとに、

「この会社はここを変えない限り良くなっていかないんだよ・・・」

とか、

「あのディレクターさんは、こういうところが上手くないから・・・」

といった感じで、いろいろな部分に批判的な目線を持っていました。

 

当時の僕は、

「なるほど〜。様々な問題点をよく分かっている先輩だなー。」

と思っていました。

 

■傍観者の立場になればなんでも言える

 

しかし、今から考えると、その先輩は、会社や上司の批判ばかりしていた割には、自ら問題解決を図ったり、改善のために自発的に動くことはほとんどありませんでした。

むしろ、面倒なことが起こると、上手くかわして僕たち新人に仕事をふっていたような感じさえありました(笑)。

 

もしかしたら、あなたの会社にも、当時の僕の先輩のような人がいるかもしれませんね。

 

今日、僕がお伝えしたいのは、そのような上司や先輩の言うことを鵜呑みにしないようにしましょう、ということです。

また、自分がそのような批判ばかりするようになっていないか、振りかえって見てほしいのです。

 

■愚痴・不満を言わないコツ

 

僕は思うのです。

会社も、人と同じです。

良いところもあれば、悪いところもあるのです。

あのお宅のご主人は優しいけど、うちの旦那はまったくだらしない、なんてことはありません(笑)。

 

完璧な人間なんていないことはご存知ですよね?

でも、なぜ、僕たちは会社や組織に完璧を求めてしまうのでしょうか??

 

僕は最近思うんですけれど、、、

たぶん、たぶんですが、会社なんてどこも大差ないのではないでしょうか?

 

大企業では、自分の好きなようには動けません。

中小企業では、いろいろなことを自分でやらなければなりません。

 

本当に文句があるなら、辞めるしかありません。

あなたには辞めるという選択肢があるんです。

辞めないで愚痴・不満をいい続けるのは、あなたが「辞めない」という選択をしているのです。

 

本当に改革したければ、自分が社長になるしかないのです。

起業すれば、自由があるでしょう。

 

しかし、それにともなう責任も発生してきます。

どのようなはたらき方を選ぶかは自由です。

 

評論家になるのも、願うのであれば良いのかもしれません。

でも、どのような状況にいても、完璧に整った状態を待っていたら、そんなときは永遠にやってきません。

 

■完璧にととのった職場環境がないならば、どうするか?

 

その中で、できることがあります。

それは、自分が変わっていくことです。

自分の発言が認められるくらい、実力をつけることです。

 

自分を良く変化させていこうとすれば、状況は改善していくのです。

けれども残念ながら、その変化は、目に見える成果がでまでには、おそらく時間がかかります。

 

ただ、動かなければずっとこのままなのも確かですよね?

僕は会社員として、そんなふうに考えています。

 

【今日の良習慣】
職場で自分が改善できることがあるとしたら、それは何か?アイデアを考えてみる。

 


 

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