仮説の習慣

「相手を変えたい」と思ったら正論や命令じゃないほうがいい

投稿日:2024/08/10


あなたは「相手に変わって欲しい」と思った経験はありますか?
ただ、うまくいかない場面も多かったのではないかなと思います。

なぜなら、相手の行動を変えるのに大事なのは、主張や命令ではなく「問いかけ」だと思うからです。




 

なぜ「他人のことは変えられない」のか?

「他人のことは変えられない」

1つの真実です。
少なくとも、私はこう考えるようになってずいぶんラクになりました。

それまでは、自分が正しいと思ったら、相手を自分の思い通りにしようとしていたんですから。
わかりやすいのは、自分の子どもたちに対して。
「お父さんの言うことは正しいんだぞ」と主張していました。
そうすれば、子どもたちが「お父さんが言うなら、そんなもんなんだな」と信じて、行動が変わる。
そんなことを期待していたわけです。

ただ、当然そんなことは起きない。
おかげで、ずいぶんストレスを感じたものです。

思い返してみれば、自分が子どものときに「両親の言うことは絶対だ」と感じていたかと言われると、そんなことはなかったです。(笑)

そんな私でも、社会人になりました。
そこで、
・本を読み
・セミナーを受講し
・有益な話ができる人たちとコミュニケーションをとる
ということをしているうちに、考え方や行動が変わってきたんですね。

運動をするようになった。
ブログを書くようになった。
コーチングセッションをするようになった。
以前の自分からは考えられない。
とても不思議な感覚です。

そこで私は考えました。

Q:なぜ、私が大事なことを伝えても、相手(子どもたち)は変わらなかったのか?
その一方で、
Q:なぜ、私は(少しずつ)変わってきたのか?
という問いを。

 


 

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良い問いを手に入れたとき思考と行動が変わる

これは私の仮説です。
私の行動が変容したのは「良い問いを与えられたから」だったのではないかと考えています。

たとえば、問題が起きたとき。
ブログを午前中に書き終えたいのに、書き終えることができない。
ずるずるとブログ執筆をひっぱり、23時台になっても1文字も書けていない。
それが連日のように続く。
理想とかけ離れた現実。
問題です。

そんなときに、以前に受け取った質問があります。
それは、
Q:この問題のすばらしいところは何か?
です。

「いやいや、問題がすばらしいわけないでしょ。こちとら困ってるんだからさ。」
そう言いたくなります。

ただ、1種の思考実験だと思って、
Q:この問題(ブログを午前中に書き終えることができない)のすばらしいところは何か?
とあえて考えてみる。

「はて、すばらしいところ・・・?」
すると、「そうか、前倒しできていないから、先のばししてしまっているんだな」という原因にたどり着きます。

すると、
・1週間のネタを先に考えておく
・ネタをストックしておく
・メモをとる
・完璧主義を手放す
・タイマーをセットする
・前日に音声入力しておく
といった解決方法を思いつくことができます。

それらがさらに前進すると「ブログの記事をストックしておく」という解決方法にたどり着くわけです。
これは、
Q:この問題のすばらしいところは何か?
と問わなければ
Q:どうしていつも先のばししてしまうんだろう?
というネガティブな考え方になっていたはずです。

この問いだと、前進が難しいですよね。

 

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命令ではなく「問い」で相手に渡す

私と同じように、相手が変わる瞬間にも何度も立ち会っています。

その中でも、「早起きマスター」講座や「良習慣塾」に参加してくれている友人Kさんが、好んで使ってくれている問いがあります。

それは、
Q:今の時間の使い方のままで、自分の夢は叶うだろうか?
という問いです。

1日や1週間のふり返りで、この問いを活用する。
すると、改善点が見つかるということなんですよね。
もちろん、私も大好きな問いです。

このような良質な問いを、相手と共有する。
その問いが、相手の頭の中でくり返し問いかけられるようになる。
すると、私の手を離れて、相手が変わっていきます。
そのきっかけこそ、「問い」なんです。

私にとっての
Q:この問題のすばらしいところは何か?
という問い。

Kさんにとっての
Q:今の時間の使い方のままで、自分の夢は叶うだろうか?
という問い。

このように自分の頭の中でくり返される問いが変わると、相手が変わるのではないでしょうか。
私は、子どもたちに「問い」の形ではなくて、命令のような形だったと思います。
ですから、その場しのぎになってしまったのでしょうね。

さて、あなたも、相手に影響を与えたいと思ったら、ストレートに主張を伝えるのではなく、「問い」の形で考えを促してみてはいかがでしょうか。
命令や何度も主張するより、相手の行動をグッと変えることになるかもしれませんよ。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」
朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。

夜はブログのストック記事を書きつつ、家族の用事で早めに帰宅。
久しぶりに落ち着いてオリンピックを観ることができました。(^^)


 


 

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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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