コミュニケーションの習慣

長期プロジェクトに必須の「逆算思考」。ゴールから描くシナリオの重要性。

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私がビジネス書を読むようになってもっとも変化した思考は「逆算思考」です。

逆算で考えると、「積み上げ型」では出てこないプロセスや発想が生まれるものです。

 

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長期プロジェクトにはあらすじが必要

先日のセッションでは、クライアントさんの個人的な新プロジェクトを一緒に考えていました。

また、別のオリエンテーションでは、半年後のゴールについて目標を設定しました。

コーチングでは、波乗り型の発想よりも、山登り型の発想で、仮でもいいので目標を決めていただくことにしているからですね。

そうでないと、仕事になりませんので。(笑)

さて、プロジェクトの目標が明確になったら、それを実現するためのシナリオを描きます。

中長期で進めていくプロジェクトの場合、こまかいスケジュールではなく、まずは大まかなシナリオが必要です。

イメージで言うと、映画やドラマのあらすじのようなものですね。

また、ストーリーは複数あると良いでしょう。
(もちろん、ハッピーエンドではありますが・笑)

日常には変数が多いもの。

それだけに、途中で変更が出るのは当然のこととして、複数のストーリー案をイメージしておけると安心ですよね。

 

「積み上げ型」よりも「逆算型」でプロセスを考える

では、シナリオを描く際のポイントはどうすればいいのでしょうか?

私の基本シナリオは、シンプルですが、

・ゴールから逆算してつくる

という原則があります。

本「7つの習慣」でも、第2の習慣として「終わりを思い描くことから始める」という原則がありますよね。

要は、終わりを明確にイメージするからこそ、そこに至るためのプロセスがはっきりするわけです。

実例として、「レバレッジ」シリーズで知られる実業家の本田直之さんは、学生時代にハワイに住むというゴールを思い描きました。

そのイメージがあったからこそ、逆算をしました。

ハワイに住むためには一般の会社員では無理で、経営者になる必要がある。

すると、経営者として、

・どのようなキャリアが必要なのか?

・どのようなスキルが必要なのか?

・語学力はどれくらい必要なのか?

というようなことを逆算し、プロセスをなぞっていたわけですね。

それを着実に進め、ハワイに住むと言う夢を実現させているのです。

これが、中長期のゴールを逆算して考えるということですね。

「散歩の途中に富士山に登った人はいない」というように、ゴールがあるからこそプロセスが決まるというわけです。

ただ、あくまで私の感覚ですが、たいていの人は、計画を作る際に「現在から積み上げるスタイル」でつくろうとしてしまいます。

私がコーチングに入る前のオリエンテーションで、クライアントさんに「理想の3年後にいたるまでのプロセスはありますか?」というと、たいていの人はつくっていません。

もしくは決まっていても、現在からの積み上げ型のシナリオを考えている人が多いのです。

この方法も決して悪くはないのですが、長期的なシナリオは描きにくいもの。

これだと、せいぜい3ヶ月くらいまでしか具体的に描けないのではないでしょうか。

このやり方の最大の問題は、現状から発想することによって、過去の延長線上で自分の未来を考えてしまうということです。

 

「最終ゴールから逆算したシナリオを描く」という鉄則

しかし、未来というものは、決して過去の延長線上にはあるものではありません。

ですから、未来の最終ゴールをイメージした時、そこから映画のビデオを巻き戻すようにシナリオを描いていくことが、とても重要なのですね。

・このプロジェクトのゴールは何か?

・その期限はいつなのか?

・それを実現するために、半年後までに何を実現しておく必要があるのか?

・そのために3ヶ月後までに何を実現しておく必要があるのか?

といった具合にゴールから逆算をしていきましょう。

この方法であれば、常に最終ゴールを意識できます。

いつもプロセスをリマインドしているので、最終のゴールイメージが色あせません。

ゴール実現まで、モチベーションが落ちにくいのですね。

さて、あなたも実現したいプロジェクトがあるのなら、

・1年後のゴール

・半年後のゴール

・3ヶ月後のゴール

・1週間後のゴール

という形で、逆算してシナリオを描いてみましょう。

そして、ゴールをカラーでイメージしておきたいもの。

もちろん、最終ゴールだけではなく、中間ゴールも画像や映像でイメージしておけると理想的ですね。

さて、「最終ゴールから逆算したシナリオを描く」という原則。

シンプルかつ耳新しくない言葉ではありますが、これが長期の計画を描く際の鉄則です。

 

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■編集後記

昨日は、午前中にコーチングセッションを2件。

クライアントさんのおひとりが「じつは、ずっとやってみたかったことがあったことがあったんです!」という表明がありました。

こうなると、コーチとして行動への後押しを。(笑)

週末はそのほかにもお礼のメールをいただき、連日うれしい限りです。(^_^)

午後は妻がショッピングに出かけるということで、娘と2人で桜まつりへ。

娘は自転車、私はランでトレーニングしました。

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