セミナーの習慣

ふせんを活用してセミナーの構成をつくる方法

投稿日:2021/02/17


とにかく大変でした。

今回の新しいセミナーの構成づくりが、今までのやり方で迷走してしまったからです。

そのような私を救ってくれたツールは「ふせん」でした。

そこで「ふせんを活用してセミナーの構成をつくる方法」を記事にしてみました。




 

セミナーの構成づくりで迷走

冒頭のとおり、困ったことが起こりました。

それは「良習慣塾」セミナーの構成づくり。

前日まで迷走をくり返していたのです。

もちろん、セミナーのコンセプトやおおよその構成イメージはありました。

これまでのセミナー構成づくりは、マンダラチャートを活用していました。

以前からマンダラチャートを使用するのは慣れているからです。

ですから、「さて、やるか」となって取り組めば、サラサラと書き出せることが多かったりします。

ただ、今回は違いました。

実際につくり込もうとしてスタートしたら「あれもやりたい」「これもやったほうがいい」という思考状態になってしまったのです。

「良習慣塾」セミナーという道路に、

・伝えたいメッセージ

・シェアしたいコンテンツ

・とり組んでいただきたいワーク

たちが、渋滞を起こしている感じですね。

まさに「やったほうがいいことトラップ」。

余計なことが本質を邪魔してきます。

「やったほうがいいことトラップ」にはまらないようにする方法 | 【良習慣の力!】ブログ

前日ということもあり、時間的に追い詰められている部分もある。

そのような心理的プレッシャーもあったのかもしれません。

あまりにもアイデアが出てこなくてあせりを感じていました。

もしも、セミナー当日になって「すいません、セミナーができません・・・」とまっ白なスライドを映し出すしかないとしたら。

いや、あり得ません、それは。

お金をいただいているのに。

そう考えると、ますますセミナーの構成づくりが迷走していきました。。。

 


 

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ふせんがセミナーづくりを救ってくれた

そのような状態で困っていたとき。

ちょっとしたアイデアがふってきました。

それは何か。

「ふせん」を使うことだったのです。

私のかばんには、常にふせんが入っています。

自分の思考の整理のほかに、以前からクライアントとのコーチングセッションで活用していたからです。

ただ、最近の状況もあり、対面でのコーチングセッションがありません。

ですから、ふせんを使用する発想が抜け落ちていたのですね。

さっそくかばんからふせんを取り出し、デスクの上でセミナーの内容を書き出しました。

そして並べ替え。

すると、どうなったか。

あれほど迷走していたセミナーの構成づくりが、短時間で終わったのです。

「ふせん、すごいな」

思わずひとり言を言ってしまいました。(笑)

結果として、セミナー準備を終えることができ、無事に開催できました。

今回、ふせんを活用したのは、以下のような流れです。

ステップ1:やりたいことをふせんにすべて書き出す

ステップ2:ノートに時間軸をつくり、ふせんを並べる

ステップ3:ストーリーを考えながらふせんを取捨選択する

 

ステップ1:やりたいことをふせんにすべて書き出す

ステップ1は「やりたいことをふせんにすべて書き出す」です。

まず、頭の中にあることを、すべてふせんに書き出していきます。

1枚のふせんに1ワードです。

今回だったら、

・セミナーのコンセプト紹介

・今日のセミナーのゴール

・シェアタイム

・次回までの課題

・出版企画書を書く(ワーク)

・話す

・私の想い

・今回のテーマを設定した理由

・コンテンツマップ

など、思い浮かんだものを書き出しました。

 

ステップ2:ノートに時間軸をつくり、ふせんを並べる

ステップ2は「ノートに時間軸をつくり、ふせんを並べる」です。

ここでは、B5のノートを見開きにしました。

「ノートの広さが思考の広さ」だと考えているからです。

次に、ノート縦長に置きます。

そして、自分を手前にして、下から上に矢印を書きます。

矢印の上に、今回のセミナーのゴールを書き出しておきましょう。

 

ステップ3:ストーリーを考えながらふせんを取捨選択する

ステップ3は「ストーリーを考えながらふせんを取捨選択する」です。

自分がいる手前をスタート地点にして、セミナーゴールに向けてふせんを貼っていきます。

イメージとしては、自分が受講生の立場になる。

セミナーを受ける前の状態からスタート。

そして、セミナーが終わった状態でセミナーのゴールを手にしているストーリーを想像します。

こうしてイメージしていくと、セミナーの構成にストーリーができます。

最後は、時間を計算したり、セミナーのゴールを意識しながら、流れにフィットしないふせんをはずしていきました。

たとえば「出版企画書を書く(ワーク)」は、今回のセミナーでは扱わないことにしたのです。

そのほうが、セミナーの時間が濃くなることがわかったからです。

ふせんを並べた効果ですね。

このようなステップを踏むことで、セミナーの構成づくりが終了しました。

 

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ふせんを活用する3つのメリット

セミナーづくりにふせんを活用するメリットは次の3つです。

1:何度もはがして動かせる

2:あいまいな状態を整理できる

3:短い言葉で考えられる

 

1:何度もはがして動かせる

1つ目は「何度もはがして動かせる」。

ふせんの最大のメリットですよね。

今回のように、新しいセミナーなどを設計しているときは迷います。

ですから、ふせんがあると便利。

「このワークは最後にやろうと思っていたけれど、最初にもってきたほうがいいな」

とか、

「この話は最初にするだけじゃなく、最後にもう一度ダメ押しで話して強調しよう」

といったことが簡単にできます。

ここが重要なのですね。

スムーズさを感じないときは変える。

違和感があるときにやめる。

そうして自分の感情をかんたんに反映できます。

もしもふせんで考えていなかったら「違和感があるけど、変えるのが面倒だからこのままにしよう」という選択になってしまうかもしれません。

それは本意ではないでしょう。

ですから、自分の感情を確かめられるふせんがありがたいのです。

 

2:あいまいな状態を整理できる

2つ目は「あいまいな状態を整理できる」。

ふせんのメリットは、とりあえずスタートできること。

これがいいのですね。

完ぺき主義を手放せるからです。

ノートにペンで手書きをしていると、どうしても「間違えないようにしなければ」という思いがあることに気づきます。

なるべくスマートに取り組みたい。

そのような気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるものなので。

でも、ふせんならそのような気持ちは不要。

まとまっていない状態から始められるのです。

間違ってしまっても、捨ててしまえばOKですし。

正解を探してから動こうとして行動がストップしてしまう人には、あいまいでもひとまずスタートできる状態をつくる。

そのあとに追加や変更がいくらでもできるから大丈夫と思えることが大事だったりします。

「あとで整理すればOK」と思えると、「実験してみよう」と思うことができるのです。

 

3:短い言葉で考えられる

3つ目は「短い言葉で考えられる」。

ふせんのサイズは、短い言葉で書き出すのにマッチしています。

単語や短いフレーズで考えることができるのですね。

それが思考をシンプルにしてくれます。

思考がからみ合って複雑骨折の状態になっているときは、言葉が複雑になっていることが多いもの。

そのような状態で紙に書き出そうとしても「・・・あれ?そもそも何を書き出せばいいのかわからない(汗)」となりがちなのです。

ですから、ふせんを使う。

小さなふせんなら、ひと言しか書けません。

その制限があるからこそ、短い言葉にまとめられるのです。

どんどん短い言葉を書き出していくことで、思考が整理されます。

 

タスクや思考の整理にもふせんを活用する

今回、私がふせんを活用したセミナーの構成づくりの3ステップは、思考の整理にも有効です。

たとえば、あなたが「やりたいこと」や「やるべきこと」が多くて動けなくなっているとき。

そのようなときは、頭の中ですべてのタスクが同じ優先度で存在してしまっています。

すると、目に飛び込んできた短期的に優先度が高いものから取り組んでしまうのですね。

それで残るのは、後悔だけ。

即効性のタスクばかり取り組んでいては、未来に何も残せません。

それよりも、重要度から考えた遅効性のタスクに取り組む時間を取る必要があります。

そのようなときこそ、ふせんを活用して3ステップで考えてみましょう。

頭の中で考えているだけではわからなかった重要度や優先度に気づくはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜は記事の通り、翌日に控えた「良習慣塾」セミナー開催に向けての準備。

スライドの枚数や文字量を減らして、写真を増やすようにしています。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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