時間の習慣

「やったほうがいいことトラップ」にはまらないようにする方法

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「やったほうがいいこと」は、大きなトラップです。

一見、必要そうに見える「やったほうがいいこと」。

これをいかに手放していくか。

それが、充実した時間をつくります。




 

「やったほうがいいこと」トラップ

以前、息子が大学受験のときに、学習塾の見学につき合った経験があります。

息子は国公立大を志望。

やらなければいけない教科のリストは、それはそれは長いものでした。

3教科しかなかった私から比べると、苦行のように見えるくらいに。

限られた時間で、できるのか。

完ぺきにはできないにしろ、どこにエネルギーを注げばいいのか。

もしかすると、いま通っている塾では力不足ではないのか。

そのようなことを家族会議で話しました。

そこで、新しい学習塾を検討することにしたのですね。

私もプロコーチ。

教育には興味関心があります(ありまくりですね・笑)。

塾の説明のあと、個別相談で息子が受けているアドバイスを後ろで聞いていました。

すると、そのアドバイスが出たのです。

「この参考書は、やった方がいいです」と。

それも各教科ごとに「やったほうがいい」という感じでした。

「やったほうがいいですって言うだけなら、私でもこの仕事ができるのでは、、、」と感じたことを覚えています。

「やったほうがいいこと」をすべてやるリソースがないから、塾の相談会にきているわけですから。

 

ビジネスでの「やったほうがいいこと」

私の経験談でもあります。

以前、ビジネスコンサルティングを受けているとき。

私の活動を認知していくための方法について相談していたら、

・ブログ

・メルマガ

に加えて、

・Twitter

・Facebook

・Instagram

・YouTube

・note

などのSNSを「やったほうがいいですね」というアドバイスを受けたのです。

なるほど、たしかに「やったほうがいいこと」です。

私も同じように感じました。

というより、以前からそう考えていました。

もともと、私は手を広げすぎる傾向があります。

欲ばりなのですね。(笑)

ですから、選択肢をブログとメルマガにしぼりこんだ経緯があります。

「もしかしたら、Twitterからコーチングの体験セッションの申込みがくるかもしれない」などと考えると、「やった方がいい」と思うタイプです。

それでも、「やったほうがいいこと」をやめる決断をしました。

3万以上のフォロワーがあったTwitterアカウントも消したのです。

 


 

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エネルギーの分配先に注意する

いろいろとSNSをやっていると刺激的で楽しさは増えます。

ただ、「やったほうがいいこと」にはトラップがあります。

それは「エネルギーが分散してしまう」ということです。

どうしても「広く浅く」になってしまいます(私は)。

時間は有限。

「やったほうがいいこと」ばかり追いかけていては本当に欲しい結果は得られないと感じています。

 

「たし算」の発想

私たちの本能は、現状維持が大好きです。

反対からいうと、新しいことや不慣れなことが苦手なのですね。

「今までと同じ」を好むのです。

ですから、理想の未来に進むときも「たし算」の発想になります。

現状まで取り組んできたものにプラスして、新しいことを増やしたくなる。

これが自然なのです。

 

習慣の「たし算」

習慣化も同じ。

たとえば、「成長を目指す」という目標を設定する。

そうなると、私たちはたいてい「たし算」に向かいます。

すると、

・複業をしたい

・ランニングをする

・ブログを書く

・資格に向けた学習もする

・読書する

・セミナーもやりたい

・コーチングもやる

という風に。

するとどうなるか。

私が見てきたパターンは3つ。

(1)選択肢を増やしすぎて動けなくなる

(2)いろいろとやりすぎて疲弊する

(3)本当に大事なことに投入する時間がなくなり成果が出ない

です。

広げすぎてエネルギーを失います。

結果、豊かさや幸福感まで減ってしまうのです。

 

「やらないこと」を決める

では、このようなときはどうすればいいのでしょうか。

おすすめは、「次の1週間でやらないことを決める」ということです。

「やったほうがいいこと」は放っておいても自然に増えます。

そして、「やったほうがいいこと」にとり組んでいると意外と楽しかったりします。

一方、デメリットもあります。

フォーカスするポイントがズレてしまうのです。

「あれをやらなきゃいけないのに、手をつけられてないな、、、」と思いながら着せずに、結局は1週間が終わる。

気にしてきたエネルギーが無駄になってしまうのですね。

どうせやらないことだったのなら、気にするだけエネルギーの無駄だったわけです。

これは、もったいないことだと思うのです。

 

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「やったほうがいいことトラップ」にはまらないようにする方法

では「やったほうがいいことトラップ」にはまらないためにはどうすればいいのでしょうか。

おすすめがあります。

ポイントは「やらないことを選択し、集中することを決めること」です。

たったの3ステップでシンプルに考えていきましょう。

ステップ1:1週間のゴールを決める

ステップ2:やることを書き出す

ステップ3:やらないことを消す

 

ステップ1:1週間のゴールを決める

1つ目は「1週間のゴールを決める」です。

「私は今週をどんな1週間にしたいのか?」

それがなかったら、「断つことを決める」はできません。

決断の指針をつくる。

そのためには、目的地を決めなければなりません。

ですから、「私は今週をどんな1週間にしたいのか?」というイメージが必要なのです。

「すべてのものは2度つくられる」

それはゴールイメージも同じですね。

 

ステップ2:やることを書き出す

2つ目は「やることを書き出す」です。

あなたが目指す1週間は、どのようなゴールでしょうか。

そのゴールに結びつく行動はどのようなものでしょうか。

書き出してみることです。

たとえば、

・やりたいこと

・やる必要があること

・やらなければならないこと

・やるべきこと

など、あますところなく書き出していきましょう。

 

ステップ3:やらないことを消す

3つ目は「やらないことを消す」です。

ステップ2で書き出したリスト。

そこから、ゴールに向けて優先順位が低いものを消していきましょう。

・やらないこと

・やらなくてもいいこと

はもちろんのこと、ここで

・やったほうがいいこと

も見極める。

思い切って消し込んでいくのです。

残す行動は、できれば1つか2つまでくらいが理想です。

そうしたら、リストに残って浮かび上がった行動を見てみましょう。

いかがでしょうか。

「そうか、今週はこのタスクに集中すればいいのか!」という感情が湧いてくるのではないでしょうか。

それが、エネルギーが高まっている証拠です。

 

すべてを均等に扱うのはできない

「やったほうがいいこと」を消すと、重要なタスクにしぼりこまれます。

もちろん、それは永久にやらないタスクではありません。

今週は「やったほうがいいこと」かもしれませんが、来週は「やりたいこと」に変わっているかもしれませんので。

ただ、1週間の中で「あれもこれも」になると、エネルギーは分散します。

もちろん、「あれもこれも」が悪いわけではないのです。

今の時代、手を広げないとリスクがあります。

ただ、すべてを均等に扱うのは無理なのです。

ですから、「やらないこと」はもちろん、「やったほうがいいこと」も手放していく。

そのようにして、1週間ごとのメリハリを考えていくことが必要なのですね。

ぜひ、トライしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

お互いにランニングをしながら、商品づくりについて対話。

商品設計と時間のバランスなど、複業家が考えなければいけないことは多くて迷います。

そのようなときこそ、「サービスを売る」という視点ではなく、「お客さまを笑顔にする」という視点で考えたいものです。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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