運動の習慣

東京マラソン2021完走記。圧倒的な感謝を感じ、3度も泣けたフルマラソン。

投稿日:2022/03/07


「東京マラソン2021」を無事に完走できました。

レースのレポートを書きます。




 

3年ぶりのフルマラソンへの不安

2022年3月6日日曜日。

東京の天気は晴れのちくもり。

最高気温は13.9℃、最低気温は5℃。

私にとっては、マラソンを走るのにうってつけの日でした(スピードが速いランナーの方にはちょっと暑いと思います)。

日本で行われる久しぶりの大規模なマラソンレースです。

天気も祝福してくれたのかもしれません。

私自身は、フルマラソンはおよそ3年ぶりのレースでした。

最後のフルマラソンは2019年の5月。

その後、柴又100Kのウルトラマラソンで熱中症になってしまいました……

それ以降はコロナ禍になってしまい、長く走るマラソンレースには出場していません。

そのため、正直なところ、不安がありました。

また病院に行くような事態にならないだろうかと。

それに、コロナ禍で医療体制が逼迫している中、もしもマラソンレースで倒れて病院に担ぎこまれたりしたらいい迷惑ですよね。

大人の趣味(というほど軽くもないんですが)のために、医療従事者の方々の仕事を増やすわけですから。

それは、嫌だなと。

熱中症で入院したときに強く感じていました。

もちろん、家族を不安にさせて申し訳ないという思いもあります。

「弱気だな。そんなこと関係ないから自己ベストを目指せよ!」という方もいるかもしれません。

でも、私は今回はそうは思えませんでした(トレーニング不足の言い訳ではありません、本当に)。

そんな想いもあり、今回のレースは、

・3年ぶりのフルマラソンを無事に完走すること

を第1の指針にしていました。

 


 

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「東京マラソン2021」完走レポート

まずはレースの準備。

久しぶりに使うフルマラソン用のチェックリストを活用しました。

やはり便利ですね、チェックリスト(ひとりで感動していました)。

 

レース準備

前回の東京マラソンでは、かぶり物をしました。

当時流行していた『妖怪ウォッチ』のジバニャンのかふり物です。

子どもたちに、「ジバニャンがんばれー!」と、とても人気だったんですね。

その快感を知っていた私は、今回もシークレットなかぶり物を用意しました。

それがこちら。

『鬼滅の刃』の嘴平伊之助(はしびらいのすけ)のかぶり物です。

「これはいける」

よくわからない確信がありました。(笑)

ただ、思ったより浅くて。

走ったらすぐに落ちそうなレベルでした。

急きょ、妻に頼んで、あごの下にマジックテープつきのゴムを縫いつけてもらいました。

レース前日の21時すぎから……

走るスタイルとしては、2つの装備。

1つは普段からつけているウエストポーチ。

そしてもう1つはランニング用バックパックを背負いながら走りました。

以前、ウルトラマラソン用に購入していたものです。

着替えは入りませんが、レース前まで防寒で着ていたフリースを入れていました。

そのほか、スマホのバッテリーなどもランニング用バックパックです。

 

レース準備

スタート地点から被り物いつもウエストポーチだけです。

でも手荷物預かりがないのでウルトラマラソンの時に使っていたランニング用バックパックを背負いました。

私が走る第2ウェーブのスタートは9時25分。

時間が近づいてきました。

3年ぶりのフルマラソン。

「いよいよだな」と。

そんなことをもっていもっていたら。

ふいに涙があふれてきました。

本当に東京マラソンが無事に開催されること。

そして、自分が熱中症から回復して、健康な状態でスタート地点に立っていられること。

そんなことを考えていたら「ジーン」となってしまったのですね。

「感謝っ・・・・!圧倒的感謝っ・・・・!」という感じでした。

9時10分に第1ウェーブがスタート。

拍手がわき起こりました。

第2ウェーブの私たちもスタート地点にゆるゆると移動。

スタート地点には小池百合子都知事がいました。

「このような状況なので、無理しないで欲しい」ということでした。

「私の想いと同じなのだな」と感じながら。

そして、ふいにこの日2度目の感涙ポイントがやってきました。

スタート地点にいるボランティアスタッフの女性の方の声でした。

その女性の方は、大きな声で「皆さん、がんばってください」と。

ここまでは普通でした。

そのあとです。

「1つお願いがあります。ボランティアスタッフは、声を出せないんですが、みなさんを応援しています!」と。

そして「声を出せない代わりに、手をふりますので、余裕があったら手をふり返してあげてください!」と。

そこでまた、涙があふれてきました。

「そうだよな。ボランティアスタッフの中には、きっと東京マラソンで走りたかった人もいるんだろうなぁ……」という気持ちがあふれて。

「ボランティアスタッフがいなかったら大会はできないもんな。しかも貴重な時間を使ってくれて。その人たちのためにも、楽しんで走らなければ」と思ってしまったんですね。

よくわからない使命感ですが。(笑)

あらためて、感謝の気持ちがこみあげてきたんです。

やはりここでも「感謝っ・・・・!圧倒的感謝っ・・・・!」という感じでした。

 

START~5km~10km

そして、いよいよスタート。

ルートは都庁前から市ヶ谷を経由して秋葉原までです。

東京マラソンは、ランナーの数がとにかく多い。

ですから、スタートの時間になってから、実際にスタートラインをまたぐまでにはけっこう時間がかかります。

その間に、NIKEのランニングアプリやGarminの計測をスタート。

片耳だけイヤホンマイクをセット。

そして、都庁前からスタートしました。

本当に、スタートを切れたのです。

東京マラソンは基本的にずっと道路を走ります。

都内の中心的な道路ですので、きっちり舗装されています。

ですから、非常にフラット。

ほとんど坂道を感じるような傾斜はありません。

初心者のマラソンランナーや自己ベストを目指すランナーには狙い目の大会です(当選しづらいですが)。

新宿から秋葉原までは、けっこう応援も多いですし、楽しく走れます。

先日、ひとりで20kmランをやったときは、スタートから5分くらいで足に痛みを感じていたので不安があったのですが、この日は大丈夫でした。

そして1つ目の電波塔。

東京スカイツリーが見えます。

 

10km~15km~20km

この区間のルートは秋葉原から浜町を経て蔵前橋です。

10kmから20kmの距離を走るのが、個人的には1番好きな区間です。

体が温まってくる。

足が軽くなってくる。

心地よい疲労感がある。

そんな感じがすきなんですよね。

気持ちよく入っているうちに浅草に到着。

雷門の前で折り返しです。

さすがに、観光客は以前ほどあふれていませんでした。

前回(2015年)の東京マラソンでは、浅草にたどり着いたときに観光客であふれていて。

外国人の旅行者の方々が東京マラソンのランナーの写真をたくさん撮っていたことを思い出します。

なぜかこのあたりでは子どもたちの応援が増えた気がします。

沿道から「あっ、伊之助だ!」と言われる声が多くなったので。

私の狙いはばっちりで、子どもたちに笑顔で手をふり返しました。

 

20km~中間点~25km~30km

このルートは、蔵前橋から両国まで。

ここがフルマラソンの中間地点です。

そして深川から浜町に向かいます。

この時間帯になると、少し苦しさがやってきました。

まずは暑さですね。

基本的には道路を走るので、屋根がありません。

柴又のように日陰がまったく無いわけではないのですが、一直線の道路が続きます。

天候が良かったので、太陽がかなり照っていたのです。

次に、天候の影響で伊之助のかぶり物が暑くなってきたんですね。

頭が熱くなるとボーッとしやすいです。

ちょっと危険を感じて、かぶり物を取ることに。

子どもたちの声援よりも完走を選択しました。

ただ、ランニング用バックパックには入りませんでした。

結果、脇に抱えて走ってることにしたのです(走りづらかった……)。

 

30km(浜町)~35km(新橋)~40km(西新橋)

30kmを過ぎたら、ルートは西新橋から東京駅です。

銀座の町並みを走れるのも、このルートのうれしいところですね。

ここのポイントは、東京のもう1つの電波塔である東京タワーが見えることです。

田町駅前まで行って折り返すので、増上寺・東京タワーエリアも往復します。

このあたりは歩いてる人が目立ちました。

私はそれらの人たちを横目に、淡々と走りました。

この地点でちょっとしたアクシデントが。

イヤホンマイクの電源が落ちてしまったのです。

もうバッテリーが劣化しているんでしょうね。(^_^;)

バッテリーとケーブルがあったので充電しようかとも思いましたが、もういいかなと。

音楽ではなく、街の音を聞きながら走ることにしました。

 

40km~FINISH

最後のルートは西新橋から東京駅です。

ここのラスト1kmが、いいのです。

丸の内仲通りの石畳の雰囲気が。

ここには、ラグビー日本代表が凱旋パレードをやったときに見にきました。

彼らと同じ通りを、マラソンで走る。

その感覚がうれしくて、何だか心に響いてきました。

普段は普通に通れる道なんですが。(笑)

そんなことを考えているうちに、ついにゴールが見えてきました。

ここで、3度目の涙腺崩壊。

「本当にゴールできるんだな、3年ぶりに」と。

「感謝っ・・・・!圧倒的感謝っ・・・・!」だなと。

そんなことを考えていたら、また涙があふれてきたのです。

そして、無事にゴールラインをまたぐことができて、ゴール。

なんとか完走できました。

 

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感謝のアンテナが高まっていることを感じたレース

今回の東京マラソンは、補給食がほとんどありませんでした。

提供されたのは、すべて個包装された

・ようかん

・カロリーメイトゼリー(アップル味)

・塩分タブレット

程度でした。

従来はパンやアメなど、補給食が豊富でしたが、やはり感染リスクを抑えるためでしょう。

ドリンクは、

・2.5kmごとの水

・5kmごとのポカリスエット

が出ます。

走りながら補給食を多めにとるランナーの方は、ご自身で持っていった方が良いですね。

さて、今回のレース。

これまでのレースと大きく違った感情を味わいながら走っていました。

それは、感謝の気持ちです。

こんな風にかくと嘘っぽく聞こえるか聞こえるかもしれませんが。(笑)

感謝日記を習慣にしているので、私の感謝のアンテナが高まってきているのかもしれません。

3年ぶりにレースを迎えることができた自分の体への感謝。

ここ数年、風邪をひいたり体調不良になったことがありません。

応援してくれる家族にも感謝。

そして、いろいろな困難を乗り越えて大会を開催し、支えてくださった運営の方々やボランティアスタッフの方々への感謝。

そんなことを考えながら、東京の街を走りました。

実際、今回のレースで、私は走りながらずっと実行していたことがあります。

それは、ボランティアスタッフの方々の顔を見ることです。

それを実行しました。

100パーセントすべての方を見たとは言えません。

それでも、90パーセント以上の方の顔を見ながら走りました。

手を振ってくださっている方には、ほぼ100%、手をふり返しました。

できるだけ目を見て。

そこに言葉のコミュニケーションはありません。

声を出すのは禁止されているので。

でも、お互いの顔を見て、目を合わせて、手をふり合うことで、何か通じるものがあったように感じています。

そのような時間をすごしながら、5時間30分以上かかりましたが、無事に東京マラソンを完走することができました。

楽しく、無理をせず、安全に。

3年ぶりのフルマラソン完走で、レース前の不安もクリアできました。

これからも、マラソンレースを楽しんでいこうと考えています。

まん延防止の中でも、2万人を超える大規模な東京マラソンが開催された。

きっと、今年はほかのレースも開催されていくでしょう。

ランナーの皆さんも、きっとたくさんのレースに出られるはずです。

これからも共にマラソンを楽しみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝から東京マラソンへ。

タイムは遅かったんですが、無事に完走できたことを喜ぼうと思います。

今回は応援が少なくて残念でしたが。

2013年、2015年と東京マラソンを走り、今回は3度目。

それでも、また走りたいですね、東京マラソン。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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