思考の習慣

活躍している人への嫉妬や批判の感情をニュートラルにする2つの方法

投稿日:


近しい友人や知人が活躍している姿を見ると、うれしさとともに嫉妬や批判したくなる気持ちが湧き上がることはないでしょうか。

そんなときの2つの対処法を記事にしました。




 

お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまう問題

先日、コーチングセッションのときのお悩みに、強く共感してしまったことがありました。

その問題とは、
「お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまうんです……。」
ということだったんですね。

これは、あなたにも経験があることかもしれません。

私にも、あります。
頭ではわかっているつもりなんです。
ほかの人と、私が目指すゴールは違うということを。
それなのに、気になっちゃうんですよね……。

私とほかの人の収入の差。
目指すところは違いますよね。
イメージは、トライアスロンとマラソンのように、違うレースに出ている状況です。
それなのに「あの人の方がタイムが速くて悔しい!」と言ってるようなものなんです。

ランがあるので、近いものはあるかもしれません。
ただ、そこを気にしすぎてレースのペースを乱したら、その方がダメージが大きいです。

本記事では、この話に関連する私の失敗談を書きたいと思います。
(なぜか、人は他者の失敗談が好きなんですよね・笑)

私自身、この失敗を経験して、ほかの人との比較から少し解放されたんです。

もしかしたら、あなたも
「あっ、自分もやっちゃってるな……。」
ということがあるかもしれないので、役立つかもしれないと思っています。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難

では、「お金を稼いでいる人を見ると、なぜか嫉妬してしまう」に対して、どう考えればいいのでしょうか。

 

注意点

まず、注意点から書きますね。

気をつけたいのは、
・お金を稼いでる人に対する批判や嫉妬はやめた方がいい
ということです。
あなたのためにも。

話をわかりやすくしましょう。
たとえば、テレビやインターネットで、お金をたくさん稼いでいる(と言われる)人を見かけますよね。

私たちが、その人のことを好きなら問題ないんです。
私なら、野球のイチローさんや大谷翔平さんが大金を稼いでいても、批判や嫉妬はありません。
ミスチルの桜井さんがお金持ちでも、木村拓哉さんがお金持ちでも、まったく問題無しです。

むしろ、「当然だよね。それだけの成果を出している(=たくさんの人を喜ばせている)んだから」と思います。

 

問題点

一方、問題になるのはどんなときか。
それは、
・自分があんまり好きじゃない人がお金を稼いでいるとき
です。

こうなると、人は「あの人は何か悪いことをしてるんじゃないか?」とか、「どうせ運が良かっただけじゃないか」みたいに思ったりするんです。

同じように具体名を上げたほうが、わかりやすいかもしれません。
たとえば、
・堀江貴文さん
・西野亮廣さん
はどうでしょうか。

お2人には、私のまわりに強烈なファンがたくさんいます。
一方で、アンチの方もいます……。

お二人の共通点は、
・お金を稼いでいること
ですね。(イメージですけれど)

もしかすると、彼らのことが「嫌い」とか「苦手」という人は、批判したくなる気持ちがあるのではないでしょうか。

まさに、そのときなんです。
注意したいポイントは。

 

強調したいメッセージ

先述の通り、
・お金を稼いでる人に対する批判や嫉妬はやめた方がいい
という理由があります。

その理由こそ、本記事でお伝えしたいメッセージです。

それは、私たちが
「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」
だということです。

伝わるでしょうか。
大事なことなのですが、わかりづらいかもしれないのでもう一度書きますね。

私たちは、
「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」
なのです。

3ステップで整理しましょう。

(1)「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」がいるとします
(2)あなたがその人を批判したら、あなたは「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」に対してNGを出していることとなります
(3)無意識に「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」になることから遠ざかってしまう
ということなんです。

私たちは、自分が嫌なことには近づこうとは思いません。
私たちの深層心理も、同じように思っているわけです。

たとえば、本当は自分も「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」になりたい。
でも、現実はそうなっていない。
ですから、その状態を実現している人が嫌な人だと、批判したくなってしまうわけです。

それは、自分が目標にしている状態にNGを出していることと同じです。
ですから、結果として、理想の状態に近づけなくなってしまうんですね。

これが、心理的なメカニズムです(ちょっとわかりづらいかもしれませんが)。

 

■スポンサーリンク




嫉妬の感情をニュートラルにする方法

では、お金を稼いでいる人への嫉妬を、どう扱っていけばいいのでしょうか。

相手に対する感情をできるだけニュートラルにすることです。しましょう。
おすすめは、
「その人の過去のプロセスに目を向ける」
ことです。

たとえば、現在その人はお金をたくさん稼いでいる。
そのように現在だけを見てしまうと、批判したくなるかもしれません。

そんなとき、よく考えてみていただきたいんです。
あなたが批判したくなる人は、果たして何の努力もしてない人なのでしょうか、と。

駆け出しの頃は、営業で何度も断られたかもしれません。
人間関係で裏切られたり、恋愛がうまくいかなかったこともあるかもしれません。
ビジネス拡大のために投資したら、失敗してお金を失ったことだってあるかもしれません。

すべてがうまくいって、現在の状況にいるわけではないはずなんですよね。

何より、たくさんのお金を手に入れられるレベルまで、お客さまに喜んでいただける価値を生み出しているという事実です。
ここは、大谷翔平選手やミスチルの桜井さんと変わりません。

その人の人格レベルがあまりにも低かったり、お客様に嫌われていたら、お金は稼げないからです。
長期的には、ということですけれど。

そんな意味で、
「お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまうんです……。どう扱えばいいでしょうか?」
というご質問ですね、

その人の「現在」だけを見たら、批判したくなるし、嫉妬してしまいたくなるかもしれません。
そんなときは、その人の「過去のプロセス」を想像してみましょう。

冒頭に書いた通り、私も友人のコーチに対して、そんな気持ちになったことが何度もあります。
そのとき、コーチの友人の努力を聞いたんですね。
大きなお金を投資して、涙を流すくらいにメンターに鍛えられたと。
表面だけ見て嫉妬したくなる気持ちになっていた自分が恥ずかしくなりました……。

それから、私はできるだけ相手をニュートラルに見ようと心がけています。
100パーセントうまくはいかないことも確かなんですが、軽減はします。

それに、うまくいってる人は私の観察対象ですから、そこから学べることがあると思うようにしています。
何より、うまくいっている人の価値観を批判したら、私がその価値観に近づけないことはネガティブなことです。

その意味で結論としては、
・「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」だから避けたほうがいい
・嫉妬してしまいそうなときは「その人の過去のプロセスに目を向ける」
の2つなのです。

私と同じような気持ちになりがちな方は、ぜひ覚えておきましょう。

 


 

【お知らせ】

【募集中】6/30、7/13『計画する習慣』セミナー

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、偶然にもタイミングがあったので、妻と待ち合わせしてランチへ。

夜はオンラインセミナーを受講しました。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「私がマッキンゼーを辞めた理由」に学ぶ!決断力を持っている人の3つの習慣

  「東大院卒・マッキンゼー社員が芸人になった!」とは帯のキャッチコピー。 そのような決断力を持つ石井てる美さんはどのような習慣を持っているのでしょうか? 本書から学んだ3つの大切な習慣を選 …

計画の間違いを教えてくれるのは「失敗」や「負け」という教師

先日、今年の願望に対して「計画」を考えていたら、いきなりハードルが大きいことに気づきました。 しかし、これを失敗や負けととらえないようにして、むしろ前進していくためにどう考えていけばいいのか、というこ …

奥さんの愚痴を言っていた10年前の自分へ。いま伝えたい3つの苦言と1つの提言。

誰にでも恥ずかしい過去はあると思います。 私の場合の「それ」は、「奥さんに対して愚痴を言っていたこと」です。(^_^;)   スポンサーリンク   「もっと奥さん理解があったら」と …

子育てに向かない完璧主義の思考。自分への「こうあるべき」、子どもへの「きちんと」をゆるめよう。

親子の人間関係は、完璧主義を手放すことでだいぶ良好になるのではないか、と考えています。 私が考えるポイントは、 ・自分への完璧主義をゆるめる ・子どもへの完璧主義をゆるめる という2つです。 &nbs …

ディベートよりも対話。相手に勝つのではなくワンランク上の答えを探す。

セミナーでディベートにトライしたことがあり、知的な楽しさを味わったことがあります。 しかし、本来ディベートするべきではない場面で、自己主張ばかりするのは避けたいものです。   スポンサーリン …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。