コミュニケーションの習慣 思考の習慣

失敗なんてこわくない!失敗を学びに変える4つのステップ

投稿日:2015/05/15


あなたは、「すすんで失敗しよう!」と思える人ですか?

skydiving-678168_640

 

 

失敗を恐れない人は魅力的

girl-on-sand-dune-280028_640

「失敗なんてしたくない!」

誰もがそう思いますよね?
私だって失敗したくありません(笑)。

でも、、、ちょっと考えてみてください。

失敗するかもしれないくらいの目標に向かっている人って、あなたのまわりにもいますよね?

その人は、魅力的ではありませんか?

ストレッチした目標を掲げて、「ちょっと無理じゃないかな?」というレベルの目標を、ギリギリでなんとか達成してしまうような人。

その人は、カッコよくないですか?

そう、安全領域にとどまって冒険をしない人ほど、危険領域に向かって果敢にチャレンジする人を魅力的に思うわけですね。

私は、相当意識しているつもりですが、それでも安全領域に居座ってしまいます。(^_^;)

しかし、いつまでも安全領域にいては成長ができませんよね。

では、どうするのか?

答えの1つは、「失敗を活かす」習慣を手に入れることでしょう。
目指したゴールを外してしまったとしても、その経験から学びつくせば、失敗は学びに変わります。

そこで今回の記事では、失敗した経験を整理するための方法をお伝えいたします。

 

経験を整理するための4つのステップ

waste-384790_640

「経験を整理する」ためのステップは、4つのプロセスからなりたっています。

1 経験を仕分けする

2 経験から得たことをアウトプットする

3 改善策を発見する

4 成功イメージを描く

ワークの前に、あなたが「最近、失敗してしまったこと」を1つ思い浮かべてみましょう。

宜しいでしょうか?

では、コーチとクライアントが早起きするテーマについて話している場面を想定していきます。

 

1 経験を仕分けする

■コーチの質問
今回の経験は、あなたにとって何点ですか?

■クライアントの回答
そうですね、、、5時に起きようとしたのに二度寝して8時まで寝てしまったので、20点くらいです。

 

あなたの失敗を、100点満点で採点してみましょう。
コーチングでは「スケーリング」と呼ばれる手法です。

点数をつけることによって、経験を数値化します。
まずは数値化してみることがポイントです。

あなたのチャレンジを点数化してみましょう。

 

2 経験から得たことをアウトプットする

■コーチの質問
その20点の内容はどのようなものですか?

■クライアントの回答
いつもより1時間ほど早めに仕事を終えたことです。
あと30分やればキリが良かったのですが、早く寝るために翌朝1番の仕事にまわしました。
いつもなら、それに引きずられて残業が長びいてしまうので、そこだけは良かったのかな、と思います。

 

失敗と思われる経験の中にも、必ず得られるものはあるはずです。
何より、チャレンジしたことだけで、マイナスでも0点でもなく、挑戦した経験を得られているのです。

ですから、得られたこと、新しい体験、そして何より挑戦した勇気。
それらのプラスの側面に焦点をあててみましょう。

これで少し失敗のダメージが軽減してきましたよね?

 

3 改善策を発見する

■コーチの質問
80点を埋めるためには何をすればいいですか?

■クライアントの回答
寝る時間を意識して、布団に入る時間をコントロールしたいと思います。
また、起きた後すぐにやることを決めていなかったので、寝る前にやることを決めてから布団に入るようにします。
あとはiPhoneのアラームの他に、アナログの目覚まし時計を布団から離れた場所に起きます。
起床後に、起床報告としてTwitter投稿もやってみます。

 

「数値目標を埋めるために何をするか」という問いをたてることで、「どうすればギャップを埋められるか?」という方向に意識が変わります。

「どうすればいいか?」という問いに対して、人間は前向きなアイディアが出やすくなります。
結果、課題解決に対して主体性を持つことができるようになるのです。

 

4 成功イメージを描く

■コーチの質問
明日、また早起きにチャレンジする場合、今度は何点ぐらいを目指せそうですか?

■クライアントの回答
80点ぐらいです。たとえ5時きっかりに起きれなくても、先ほどあげたアイディアを試せれば、6時くらいまでにはおきられそうです。
まずは、今よりも30分だけ早起きすることを目指そうと思います!

 

3つ目の回答で出てきたアイディアを実践する気持になっているので、主体的な感情が生まれています。
むしろ、早くリベンジしたいような感じでしょう。

成功したイメージを描くことで、ワクワク感を醸成できるとベストですね。
早起きしてやりたいことを、マインドマップや絵に描いたりしてビジュアル化できるとより良い成果が期待できます。

 

まとめ

以上、「経験を整理するための4つのステップ」をご紹介いたしました。

あなたの最近の失敗を

1 経験を仕分けする

2 経験から得たことをアウトプットする

3 改善策を発見する

4 成功イメージを描く

という順に当てはめていただけましたか?

「行動すれば、何かしら得られる」ということが理解できれば、チャレンジするまでのハードルが下がりますよね。
現代は「やってみなければ分からない」ことばかりです。

「早く、何度も失敗する」思考習慣を手に入れて行動していきましょう。
結果として、あなたの人生が前向きの状態で、少しずつ最適化されていくのです。

あなたの次のチャンレンジは何ですか?

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【編集後記】

「早く、何度も失敗する」という言葉を知ったのは、こちらの本です。

本当に素晴らしい本で、冒険を忘れそうな時に読み返しています。

とても良い本なので、未読の方があればぜひおすすめいたします!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 

-コミュニケーションの習慣, 思考の習慣

執筆者:

関連記事

コーチとクライアントの理想の関係とは?「成長の連続体」にみる「相互依存」の関係を目指せ!

あなたは、「依存」という言葉に対してどのような印象を持っていますか? 私は、「頼らないと何もできない」といった感じにとらえていて、あまり良い印象を持っていませんでした。 ただ、それは独立した「依存」と …

なぜ、私はずっと成長を感じられなかったのか?

あなたは「成長を感じられないな」と感じたことがあるでしょうか? もしそう感じたことがあるとしたら、あなたが大切にしている価値観が影響している可能性が高いです。   「価値観ベスト1位:平和」 …

あなたのコーチにはマイコーチがいますか?実体験を語れるコーチをつけましょう。

友人たちの話から、ふと「コーチングを受けることによる恩恵とは、どのようなことだろう?」という考える機会がありました。 そこで、私がクライアントとしてコーチングを受けた体験を記事にします。   …

やりたいことが見つかる「50秒セルフトーク」を成功させる3つのコツとは?

  こんにちは、伊藤です。 先日のエントリでご紹介した「1分間行動イノベーション」。 【本日のお勧め本】 本気で変わりたい人の 行動イノベーション — 本当の欲望に素直になれば、 …

自分の「強み」にリソースを注ぐ。相手の「弱み」は見守る。

あなたの強みと、相手の弱みがクロスすると、イライラや怒りが顔を出します。 そんなときは、誰にでも ・変えられるところ と ・変えられないところ があることを思い出すことです(完璧な人はいませんので…… …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。