コミュニケーションの習慣

「ちょっとだけ悩みを聞いてもらえる?」と言われたときに試したい。悩みを軽くするための4ステップ。

投稿日:2016/07/01


悩みがあると、なかなか前に進めません。

通常運転モードにできず、まさに「ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる状態」です。

悩みを軽くすることにも、セオリーがあります。

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悩みは相談者の中に答えがある

「悩み」というのは、たいていの場合、相談者の心の中に答えがあるものです。

ただ、いきなり「あなたの中に答えがありますよ!」と言ってはいけませんよ。(^_^;)

なるべく相手の話をよく聞いて、話してもらう。

相談者は話していると、自分の本当の感情に気づいたり、違和感を感じたりします。

仮に、相談を聞いているあなたが、素晴らしいアイデアを出したとします。

そのときは一瞬盛り上がるのですが、相手にはそのイメージが見えていないので、行動にうつさないのです。

ですから、相談者が自らアイデアを出せるような雰囲気にする必要があるのです。

 

スムーズに答えにたどりつくための4ステップ

相談者の方に答えを出すために必要なステップを4つにわけてみました。

(1)相談者の現状を率直に話してもらう

まず重要なポイントは、現状を思いっきり話してもらうことです。

・事実なのか、思い込みなのか?
・ポジティブな受け止め方をしているのか、ネガティブに考えているのか?
・課題なのか、現象なのか?

そのような視点を入れつつ、感情を吐き出してもうらのです。

それによってスペースをつくります。

空間、余白、空白。あえてスペースをつくり、狙いをしぼってゴール達成につなげよう。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

(2)「どのような状態になったら良いのか?」をきく

相談者は、なんらか現状に不満を抱いています。

また、その状況を脱したいと考えています。

だからこそ相談しているわけですね。

ですから、「現状を抜け出したら、どうなりたい?」ということをききます。

 

(3)選択肢を増やす視点を提供する

現状を認識し、目指す状態をえがく。

それによって、ギャップが明確になります。

ゴールにたどりつく道は、1本しかないわけではありません。

また、相談者にありがちなのですが、悩んでいると「白か、黒か」という思考におちいります。

答えというのは、ゼロか100か、といった2択ではないことが多いものです。

中間の選択肢を考えたり、ほかの選択肢を増やしていきます。

 

(4)小さな1歩を踏み出す手伝いをする

最後に、ギャップをうめる行動を決断してもらいます。

いくつかの選択肢が出ているので、その中からもっとも行動できそうで、かつ相談者がやりたい行動を選択肢が理想です。

行動だけが現実を変えます。

最後は、行動に焦点をあててみましょう。

 

完璧な答えではなく「現時点での最善解」を探す

相談者というのは、

・自分の考えが正しいのか確認したい
・背中を押してほしい
・進むべきゴールを見失っている
・もやもやしている

といった観点があります。

私自身をふりかえってみても、そのように思います。

ただ、どれほど答えを求めたとしても、仕事であっても、プライベートであっても、100%の正解はありません。

普遍的な原理原則というのはもちろんあります。

しかし、状況によっては、それがすべての人に当てはまるわけではないのも事実です。

そうでなければ、世界中に成功者だらけになっているはずですよね。

そのため、相談としての結論としては、「その時点での最適な答え」を見つけるしかできません。

ですから、相談者の方に「選択肢の中から答えを選んでもらう」プロセスが必要なのです。

まとめると、

・相手の現状を吐き出し、
・相手の欲求から出た選択肢を選んでもらい、
・そのためのベビーステップを考える

という流れを踏むことがポイントです。

あなたが、友人などに相談されることがあれば、ぜひ上記のようなステップを意識してみることをおすすめいたします。

 

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■編集後記

昨日は妻と飲みすぎました。。。

日中の活動に悪影響が出つつも、なんとか1日を終えることができました。

睡眠はやはり重要です・・・。(~_~;)

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