コミュニケーションの習慣

チームのために「私たち」と考えるか?それとも「私以外」と考えるか?

投稿日:


複数人のグループ講座を運営する機会が増えています。

チームの力を引き出すための言葉として「私たち」以外に、もう1つ「私以外に」も活用しています。




 

グループコンサルティングという貢献の場をつくる理由

昨日は、私が企画・主催している「90/90/1」プロジェクトのグループコンサルティングを実施しました。

グループコンサルティングは、「90/90/1」プロジェクト3ヶ月集中プロジェクトの中で、毎月1回設定しています。

当初は、集合プログラムを、

・1ヶ月にセミナーを2回開催する

という予定でした。

しかし、プログラムを考えている中で考え直して、

・1ヶ月にセミナー1回とグループコンサルティング1回

に変えたのです。

これは、セミナーよりもグループコンサルティングのほうがラクだからではありません。

実際、コンテンツを準備できるセミナーのほうが安心してできます。

構成や流れを、事前に考えることができるので。

また、セミナーを開催したほうが、私個人としては実力がつきます。

セミナーを1つつくることで負荷がかかるので。

ただし、そこで成長するのは、私ひとりだけなのです。

これは、「90/90/1」プロジェクトの目的からはずれています。

私ひとりが成長するためのプロジェクトではないからです。

一方、グループコンサルティングになると準備はできません。

グループメンバーが、それぞれ今の課題を考える。

テーマや課題は、即興で発表するからです。

私は準備できません。

その場での対応が求められます。

だからこそ、メリットがあります。

なぜなら、メンバー1人ひとりの課題や悩みを前に進めるために、グループメンバーとして課題に必然的に向き合うことになるからです。

ですから、チームとして戦略会議をしたり、グループとしてミーティングをおこなうこととなります。

「もぐもぐタイム」で有名になったカーリングの試合中の「デッドタイム」のイメージですね。

 


 

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チームワークを高める2つの質問

今回の「90/90/1」プロジェクトのプログラムを考えたときのアイデアノートがあります。

講座の内容を考えているときに、私は2つの質問を参考にしました。

それは次の質問です。

まず1つ目は、

Q1:「私たちプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

という質問。

もう1つは、

Q2:「私以外のプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

という質問です。

この2つの質問。

言葉の違いは、ほんのわずかです。

でも、この2つの質問から生まれてくる答えは、大きく違うことがあるのです。

1つ目の

Q1:「私たちプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

という質問は、グループ全体のことを考えている質問です。

私がグループのメンバーに必要だと思うコンテンツを考えて、セミナーをつくる。

それも有効なアプローチです。

もちろん、私の成長が「90/90/1」プロジェクト全体のレベルアップにつながる側面もあります。

ですから、私が1ヶ月に2回セミナーを開催するのでも悪くはなかったわけです。

しかし、2つ目の問いである

Q2:「私以外のプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

に向き合ったとき。

私の答えは変わりました。

私以外のメンバーの強みや能力をリソースとして、それぞれの課題を進めていく。

その方が、課題解決の総合的なパワーが強い。

それが明らかになったわけです。

この視点は、1つ目の質問のときは思いつきませんでした。

しかし、2つ目の質問に答えたところで、答えが変わったのです。

これが問いのおもしろさです。

主語に自分が入っていると、どうしても「エゴ」が入ってしまいます。

それが、「私以外」を主語にするだけで、自分以外の人たちにとってのベストが見えてくるわけです。

 

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「私たち」と考えるか、「私以外」と考えるか

実際、昨日は「私以外」の「90/90/1」プロジェクトメンバーの方が活躍してくれました。

メンバーのNさんが開発中の新しいサービスがあります。

その対象者のイメージが、別メンバーの方とドンピシャだったのです。

ですから、新サービスの対象者の方がどのようなことに困っているのか、じつにリアルな悩みを聞くことができたわけです。

Nさんのサービスは、すでに複業をしている私だと対象外。

ですから、私ひとりの存在ではどうにもなりませんでした。

でも、安心・安全・ポジティブの雰囲気をつくり出すことで、「90/90/1」プロジェクト全体の雰囲気が良くなっているのです。

その流れで、新しいビジネスアイデアも生まれました。

メンバーのNさんの喜ばれていた表情が、とても印象的だったのですよね。

この成果は、私がセミナーを開催するだけでは、起こり得なかった成果です。

その起点は、「私たち」と考えるか、「私以外」と考えるかの違いにあったのです。

さて、あらためて

Q1:「私たちプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

Q2:「私以外のプロジェクトメンバーにとって、ベストなことは何か?」

という2つの質問。

もし、あなたがチームやグループを持っている場合は、答えてみていただければと思います。

2つの質問の答えが違っていれば、最善手が見えてくるはずです。

2つの質問の答えが一致していれば、今よりもさらに自信を持って進めるでしょう。

この2つの質問は、ひとりビジネスの方や、あなたがお客さまに向けてセールスすることや文章を書く場合にも活用できます。

たとえば、あなたが販売を保留にしているサービスは、じつは「Q2」の質問をすることでお客さまにとって待望のサービスに見えてくるかもしれません。

このようにして、エゴを捨てて自分以外の他者への価値提供に意識を向けてみるのです。

仕事だけでなく、コミュニティーやご家族にも活用できますね。

ぜひ、「あなた以外のチームメンバーにとって、ベストなことは何か?」という質問を考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活ファシリテーションからスタート。

夜は「90/90/1」プロジェクトのグループコンサルティングでした。(^^)


 


 

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