良習慣をつくっていくためには、どうするか。
「習慣」というかたまりを「要素」と「構造」に分解して、小さくすることから始めてみることがおすすめです。
問題解決に重要な「チャンクダウン」のスキル
コーチングは、クライアントの成長と進化を促進します。
その促進によって、クライアントのゴール達成をスピードアップさせるコミュニケーションスキルです。
昨日は、そのコーチングを扱う「良習慣コーチング塾」(私が企画・主催しているコーチング講座です)での講座を開催しました。
昨日、用意したテーマは3つ。
それぞれを深掘りをしました。
そのうちのテーマの1つが、
・チャンクダウン
です。
チャンクダウン。
コーチングでは、「チャンクダウン」は基本的かつ重要なスキルです。
なぜなら、クライアントの成長と進化は、チャンクダウンを上手に活用することから始まるからです。
ただ、この「チャンクダウン」という言葉。
日常会話では、あまり聞きませんよね。
一体、「チャンクダウン」とは、どんな意味なのでしょうか。
超シンプルにいうと、
・大きなかたまりを小さくする
という意味です。
「チャンク」は、かたまりという意味です。
大きなかたまりだと、私たちは具体的に扱えません。
たとえば、よく見聞きするのは、
「人生を変える」
というフレーズです。
これが、コーチングのテーマになったとしましょう。
ただ、「人生を変える」がテーマだと、チャンク(かたまり)が大きすぎます。
コーチとクライアントが考えても「いったい、どうなったら人生が変わったことになるんだろう……?」と頭を悩ませてしまうわけですね。
この悩みが起きる要因は、
・「人生を変える」というかたまりが大きすぎて扱いづらい(ことこの上なし)
ということなんです。
「じゃあ、どうすればいいの?」ということですね。
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「人生を変える」というかたまりを小さくするためには?
答えは、
・「人生を変える」というかたまりを小さくする
ということです。
要は、「人生を変える」というなら、
・クライアントの方が考える「人生」って、具体的にどんなことなのか?
を質問することからスタートするのです。
たとえば、クライアントの方に質問を重ねていった結果、
・人生=時間
だととらえているとしますよね(ここまでたどり着くことがコーチの腕の見せどころです)。
そこから、考えることは「時間活用の改善」です。
私がよくおすすめしているのは、
・朝1時間の使い方を変えること
です。
クライアントの方が目覚めて、朝ルーティンをスタートしてからの1時間。
その1時間にどんな行動をしているのかを訪ねます。
そこから「その1時間をより充実させるためには?」を対話していくのですね。
朝1時間の濃度が高まれば、結果として1日の濃度も高まります。
それが、クライアントの方の時間を効果的に変えていきます。
このとき、時間を有効に活用できていることになりますよね。
結果として、クライアントの方が考えている
・人生=時間
が改善されていくわけです。
その意味で、私が採用している「チャンクダウン」の定義は、
・ものごとを「要素」と「構造」に分解すること
です。
私たちが扱っているものは、すべて「要素」と「構造」でできていると言われています。
言葉だと、
(1)要素=パーツ
(2)構造=組み合わせ方
です。
前述の「人生」というものがあるとして、人生の要素は「時間」であり、時間が積み重なった「構造」が人生になりますよね。
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チャンクダウン=ものごとを「要素」と「構造」に分解すること
話がちょっと難解になってきてしまいましたので、もっと簡単にしていきましょう。
シンプルにいえば、チャンクダウンは料理のイメージです。
たとえば、「カレーライス」をチャンクダウンすると、
(1)要素=食材
(2)構造=レシピ
ということなんです。
私たちが「カレーライスを食べたいな」と感じたとします。
カレーをつくるために、まず食材の買い出しに行きます。
そのあと、レシピ通りに食材を加工しますよね。
結果、カレーライスが完成します。
同じように、クライアントの方が達成したいゴールを「要素」と「構造」に分解するのです。
レシピがわかれば、クライアントの方はやる気が高まり、行動するモチベーションが高まるのです。
これが、チャンクダウンの効果なんですね。
さて、私は、料理が上手ではありません(自慢ではありませんが・笑)。
ですから、家族から「カレーライスをつくって」と言われても困ってしまいます。
ただ、レシピがあれば、カレーライスをつくることはできます。
カレー粉のパッケージの裏面を見れば、食材の量が具体的に書いてありますよね。
さらに、料理をつくる順番まで明記されています。
すると「この通りにやれば、カレーライスができるんだ」とわかります。
「これなら、自分でもつくれそうだ(味の善し悪しはひとまず置いといて)」と思えるんですね。
コーチングも同じなのです。
コーチとクライアントが一緒になって、ゴールを「要素」と「構造」に分解します。
たとえば、早起きなら、
・クライアントの方にとっての「早起きの定義」を決める
・早起きにプラスの行動(早寝など)をリストアップして実行量を増やす
・早起きにマイナスの行動(寝る前のスマホなど)をリストアップして避ける
という形で、早起き成功というゴールを「要素と構造」に分解します。
そうすることで「早起き」というあいまいなゴールに対して「じゃあ、具体的には何からやればいいのか?」が明確になるわけです。
このようにして、あいまいなものを明確にして、具体的な行動を発見していく。
クライアントの方が踏み出すための第1歩を明確にするためのサポートを、コーチがサポートしていくわけです。
イメージは、漢字の「薔薇」を書くことと同じです。
「薔薇」という漢字は画数が多いので、一見すると難解です。
ただ、要素と構造に分解すると、知っている文字ばかりで構成されています。
要は、「薔薇」というゴールは、
(1)要素=パーツ
(2)構造=組み合わせ方
なのです。
そのようにして、コーチはクライアントの方と一緒にゴール達成に向かっていくわけです。
そのために活用するスキルが「チャンクダウン」です。
ですから、チャンクダウンは基本的かつ重要なスキルなのです。
さて、あなたが目指しているゴールは、大きすぎてぼんやりしていないでしょうか。
もし、あいまいすぎると、私たちの脳は「行動しよう」と捉えてくれません。
動き出すために、あなたのゴールを「要素と構造」に分解してみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
夜は「良習慣コーチング塾」の講座。
ゴール設定→チャンクダウン→ベビーステップの流れと組み立てについてお伝えしました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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