良習慣の習慣

習慣は誰かとの「差」で比べない。未来の自分との「差」で比べる。

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習慣は、ほかの誰かとの「差」と比較すると苦しいものになってしまいます。

それよりも、未来の自分との「違い」を見ましょう。




 

「差」ではなく「違い」ととらえる

私たちが日々をすごしていると、自分とほかの人を比べてしまうときがあります。

比較は、人間の本能なので自然なことです。

ただ、比べてしまうときは、変えられないことや成果で比べないようにしたいものですよね。

おすすめの考え方は、

・「差」ではなく「違い」ととらえる

です。

自分と相手に「差」があると思うと、つらくなります。

でも、「違い」があるだけだと思えば、楽になります。

「差」は、同じ集団の中でランクづけが起きることです。

一方、「違い」は、そもそもの集団が違うという感覚ですね。

たとえば、学校は「差」ができやすいです。

わかりやすいのは、テストの成績ですよね。

点数によって順位づけができてしまいます。

数字で、明確に。

それは、学校という同じ集団なので、「差」が生じてしまうのです。

一方の「違い」は、同じ土俵に乗りません。

たとえば、マラソンと野球は違いますよね。

どちらのスポーツをやっているから「すごい」ということはありません。

2つのスポーツは、そもそも比較対象にならないわけです。

この「違い」の感覚がある限り、自分と相手を比較して嫉妬したり、苦しむことはなくなるんですね。

イメージは、紀伊國屋書店のような大型書店です。

同じフロアで、同じジャンルに自分の本が並んでいるから気になります。

1階のフロアで、自分よりもほかの人の本が売れているから、気になるのです。

でも、5階で売られている本は、種類が違います。

ジャンルも違えば、売り場にいるお客さまも違います。

こうなると、1階の本は気になりません。

同じフロア内で「差」があるのではなくて、別のフロアで「違い」になっているからです。

 


 

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早起きを「差」で見てしまった失敗談

「差」ではなく「違い」ととらえる。

これは、私たちの習慣にも同じことが言えます。

自分のために始めた習慣。

それが、いつの間にか「差」をつくる基準になってしまうことがあります。

これは、トラップなので注意したいものです。

たとえば、早起き。

私は、早起き習慣化をサポートする仕事を選びました。

あらゆる習慣化の中で、早起き習慣化を身に着けた人たちの人生が変わっていくのを日々見ているからです。

ライフスタイルがどんどん洗練されていくクライアントさんたちを見ていると、「やっぱり、早起きは人生を変えるインパクトがある習慣だよな」と感じるわけです。

ただ、じつはあるとき、早起き習慣化に関して、私自身がトラップにはまったことがあったんですね。

失敗談です。

それは何かというと、

・早起きする時間を「差」としてとらえてしまった

です。

当時の私は、4時55分に起きる生活をしていました。

一時期は4時起きをしていたのですが、複業に取り組むようになり、夜に仕事を入れることが増えたために起きる時間を遅くしたのです。

無理すると、短時間睡眠になって体によくありません。

それなのに、サポートしているお客さまが4時に起きていると、私は「やばい、自分がサポートしている側の人間なのに、お客さまより遅く起きていていいんだろうか?」と考えるようになってしまったんですね。

ですから、夜にセミナーを開催しても、翌朝は4時に起きなければいけないと思っていました。

でも、それは無理です。

もちろん、やってやれないことはありません。

「可能か?不可能か?」と言われれば、可能です。

短い期間ならば。

ただし、中長期で見たら、やめたほうがいいです。

日中に眠気が襲ってきて、パフォーマンスが落ちるからです。

早く起きても、パフォーマンスが落ちていたら、早起きのメリットがありません。

むしろ、デメリットでしょう。

それなのに「お客さまの早起き時間に負けてはいけない」と思ってしまっていたんですね。

これだと「早起き」というグループの中で、たとえば、

・4時起き=偉い

・6時起き=偉くない

という認識になってしまいます。

本質はそこではありませんよね。

まさに、「差を見る」トラップにはまっていたわけです。

 

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習慣を未来の自分との「違い」ととらえる

習慣も「差」ではなく、「違い」ととらえましょう。

早起きも、早起きしたら偉いわけではありません。

もしも、その基準で判断してしまったら、早朝から働く方たち全員が偉いという状況になってしまいます。

でも、必ずしもそんなことはありませんよね。

誰もが、仕事の時間を最適化するために、起きる時間を選んでいるだけです。

ただ「違い」があるだけなんですね。

ですから、私からあなたに提案したいのは、

・習慣で未来の自分との「違い」を生み出そう

ということです。

習慣で「違い」を生み出すのは、イメージとしてはファッションのようなもの。

着る洋服が違えば、その人を表すものが違いますよね。

ファッションは、「自分はどんな洋服を気に入っているのか?」を表す1種の自己表現です。

習慣も同じです。

「あなたがどんな習慣を気に入っているのか?」は、あなたを表す自己表現なんですね。

「習慣化はつまらない」と思っている人は、「差」の習慣化をするトラップにはまっている場合が多いです。

それよりも、

・未来の理想の自分と、現在の自分のギャップを比べる

ことが大事です。

ほかの人との「差」ではなく、「未来の自分が当たり前のように身に着けている習慣は、何だろう?」という問いに変われば、同じフロアのランキングから1歩抜け出せるわけです。

ですから、ほかの人との「差」を追いかける習慣を手放しましょう。

それよりも、未来の理想のあなたと現在のあなたとの「違い」がある習慣は何でしょうか。

答えは、あなたが得たい未来から逆算することで「違い」が見えてきます。

100人いれば、100通りの習慣の「違い」があります。

つまり、あなたしかわからないのです。

ぜひ考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」メンバーのみなさんと「月間集中タイム」を開催。

濃密な2時間でした。

超集中しすぎて、終わったあとは充実感につつまれます。

7月に集中するべき活動も明確になりました。(^^)


 


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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