行動の習慣

「面倒くさい」を乗り越えるパワーを得るために、ゴールイメージを描く。

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「習慣化」というゴールを達成しようとすると、ついプロセスばかりに意識がとんでしまいます。

ただ、より重要なのは、ゴールの状態をイメージすることです。

 

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習慣化の大敵、「面倒くさい」

習慣化の取り組みに苦しんでいるクライアントさんたちを見ていると、やはり習慣化というのは言うほど簡単なものではないのだと感じます(もちろん、成功している人たちのほうが多いのですが)。

たとえば、「今月は、片づけを習慣化する!」と自分で決めて、コミュニティーに宣言したとします。

初日を迎え、帰宅して片づけにとりかかります。

するととたんに、「なんか・・・面倒くさい」という気持になり、「まあ、今日は疲れているから・・・」となります。

ただ、次の日も、また片づけをしようとすると、「面倒くさい」という感情が訪れて、「明日からにしよう」と先のばしをします。

そうして結局、3日目も「面倒くさい」に勝てず、「もう、来月からにしよう・・・」となるわけです。

この「面倒くさい」という気持は、かなり強敵です。

私も勝てませんし、勝とうと思ってはいけないと思っています(笑)。

勝つのではなく、うまくかわすのです。

 

プロセスのイメージが「面倒くさい」を想起させる

そもそも、「面倒くさい」という感情は、なぜやってくるのでしょうか?

その正体を分解すると、いくつかの要素がありますが、そのうちの1つに、「プロセスをイメージして、面倒くさいことを連想してしまう」というものがあります。

たとえば、先にあげた片づけであれば、片づけはじめたときに「これを捨てるか、とっておくか、どうするか・・・?」と考えたり、「あの本棚を整理するのか・・・。時間がかかりそうだな。」と悩んだりする気持を、無意識に想像してしまいます。

すると、とたんに「面倒くさい」がやってきて、「また今度にしよう。。。」となるわけですね。

運動でも同じです。

「明日、朝起きたらジョギングしよう!」と思って寝ます。

でも、目覚めた瞬間に、「ウェアに着替えて、ストレッチをして、 ポーチを持って・・・」とイメージすると、「なんだか、今日は天気がよくないかも、、、」と、くもりでも雨がふっていることにしてしまう。(私の実話です・・・笑)

家を出てしまえばいいのですが、出るまでが苦痛。

しつこいかもしれませんが、早起きも同じです。

目覚めたときにすぐに起きられないのは、「今日、重たい仕事があったな・・・」と考えたり、寒いリビングで震えるイメージを無意識のうちに考えてしまうのです。

そうして、「面倒くさい」が訪れ、二度寝の旅に出ることになってしまうのですね。

 

ゴールイメージを3つの要素から想像してみよう

人間の本能は、「不快を避けて、快を求める」ものです。

では、「面倒くさい」、つまり「不快」を避けて、「快」につなげるためにはどのようなアプローチをおこなえばいいのでしょうか?

そのためには、行動した結果であるゴールのイメージを描くことです。

それも、ちょっとイメージするのではなく、できるだけありありとイメージするのです。

その行動を「やりたい」と思ったということは、その行動の先のメリットを求めているからでしょう。

「片づけを習慣化しよう」と思った人は、きれいな部屋で気持よく生活をしたいと思っているからです。

でも、そのゴールのイメージが弱いのです。

プロセスのイメージのほうが、部分的なものなので簡単にイメージできます。

そのため、プロセスのイメージに負けてしまうのです。

運動が面倒くさいのは、ジョギングするまでのプロセスをイメージしてしまうからです。

そのような場合は、とりあえず「家を出る」までをゴールにしてみましょう。

家を出れば、戻りたいとは思わないはずです。

早起きであれば、朝日を浴びて、換気をすることで朝のクリーンな空気を体に吸い込む。

そうして、朝からコーヒーを飲んでゆったりとした時間をすごしている自分をイメージしてみるのです。

まとめると、習慣化の際の「面倒くさい」をのりこえるためには、行動のプロセスではなく、ゴールしたときの「快」をイメージすることが大事だということです。

そのイメージが具体的であれば具体的であるほど、モチベーションが湧いてくるものです。

ゴールをイメージするコツは、以下の3つの要素、

・目に見えている映像はどのようなシーンか?
・どのような音が聞こえているか?
・そのとき、どのような姿勢をとり、体に感じていることが何か?

というポイントから想像してみることです。

今度、あなたのもとに「面倒くさい」がやってきたら、その行動の先にあるポジティブなゴールを想像してみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、「習慣化の学校」サポートメールの返信デー。

そんなとき、習慣化の師匠から、ちょっと新しいテーマでの絶妙なキラーパスがやってきました。

うーん、、、今の私にできるかどうか。。。

悩みどころです。

ただ、ここで逡巡するとチャンスがなくなってしまうので、「やります」と言ってしまいました。(笑)

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