コミュニケーションの習慣

フィードバックが凡人を一流にする。行動の継続率を5倍アップする効果

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自分の目標を実現したいときは、絶えざる軌道修正が必要です。

そのために有効な機能が「フィードバック」です。

フィードバックの有無で行動の継続率は大きく変わります。




 

「フィードバック」の効果

「フィードバックが凡人を一流にする」

これは経営学者のドラッカー氏の言葉です。

フィードバックという言葉にはいろいろな意味がありますが、私は「現状を客観的に伝えること」という意味合いで使っています。

「フィードバッカー」をご存じでしょうか?あなたにはフィードバックで目標と現在地のズレを伝えてくれる人はいますか?

 

たとえば、東京から大阪に車で向かおうとしている状況があるとしましょう。

ドライバーが方向を間違えて北海道の方向に進んでしまっているという現状に、助手席のあなたが気づいたとします。

本来のルートからはずれてしまっているので、助手席のあなたがドライバーに向かって「このまま行くと北海道に行っちゃうよ」と伝えること。

これがフィードバックです。

ドライバーは初心者の方で運転をするのに一生懸命だったのかもしれません。

ですから、目の前の運転で手一杯だった。

でも、助手席のあなたは冷静にまわりが見えているので、ルートの間違いに気づいたというわけですね。

フィードバックがうまくいったことでルートを軌道修正できます。

結果、車で大阪に無事に到着できる。

これは、フィードバックのおかげなんですよね。

 


 

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フィードバックがあるかどうかで継続率は5倍も変わる

私たちが長期間にわたる目標達成や習慣化を目指すときは、目的やルートを見失いがちです。

そのときに、フィードバックがあるという環境やフィードバックしてくれる人を確保するということ。

これは、私たち「続く人」になるためにとても有効です。

その理由がわかるデータをご紹介しましょう。

これは日本の研修会社の調査結果で、対象者5000人以上の調査結果です。

行動の継続を目的にした研修で、ほかの人から週に1回以上のフィードバックを受けている人の行動が継続できた割合を調べました。

結果は、フィードバックを受けている人は、継続率が77パーセントもあったということです。

一方で、行動を継続する際に、誰からもフィードバックを受けていない人はどうだったか。

その結果は、行動を継続できた確率はわずか15パーセントしかいなかったそうです。

その差はおよそ5倍。

誰からも注意を払われていないとなると、私たちはすぐにサボりたくなってしまう生き物だということでしょう。

同時に、いかに私たち人間がほかの人の視点を気にするのかもわかりますね。

とくに挫折が高いのは、日記やダイエットなど「やったかどうかが本人しかわからない」という場合に多いそうです。

ブログやツイッターなどは公開されているのでほかの人の目を感じますが、ひとりで孤独に習慣化にトライすることはハードルがあるということですね。

 


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自分の目標達成にほかの人の視点を入れよう

実際、私のもとにコーチングの依頼をしてくださった方々に変化が起きるのもこの感じです。

たとえば、これまでどうしても続かなかった資格取得の学習習慣。

それが、3ヶ月ほど毎日続いている方がいます。

学習を実行したら報告をしていただくようにしているので「伊藤さんに報告しないと、と思うだけでいい緊張感があります。先日は寝落ちしてしまったところからガバッと起きて、おもむろに1時間学習しました」という報告がありました。

すばらしいですよね。

もし、私に報告するという約束がなければ、きっとそのまま寝てしまっていたはずです。

今は学習習慣があまりにも平常になってしまい、毎日の「できたこと」の報告に書くことを忘れてしまうくらいになっています。

それも、その方が私に報告してくださり、私がその報告に対してフィードバックする仕組みがあるからです。

コーチとクライアントがセッションで取り交わした約束は、2人の約束。

ですから、クライアントだけでなくコーチもその約束が果たされるようにサポートするわけです。

あなたが続けたい行動も、このように「ほかの人の視線」を入れていきましょう。

具体的には、

・家族に宣言する

・友人に目標を伝える

・ブログやツイッターで公言する

など、まわりを巻き込む形をつくってみることです。

できれば、サボりそうになったときに「あれ、もしかしてやめちゃったの?」と言ってくれるような人がいいですね。

緊張感が出ます。

あとは「この人との約束は破りたくないな」と思うような人だと効果バツグンです。

ヒリヒリしたプレッシャーがかかって、「健全な強制力」が発動するので。

そのようにして、あなたご自身でフィードバックが生まれる環境がつくれないかどうか考えてみましょう。

なんと言っても5倍も継続率が高まるのですから、ぜひ味方につけていきたいですよね。

 


 

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■編集後記

昨日はコーチングセッションを受けました。

私の課題に関して言葉にできていなかったもやもやポイントについて、コーチからするどいフィードバックが。

( ゚д゚)ハッ!・・・と、目が覚めました。

早速、行動を修正できています。(^^)


 


 

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