良習慣の習慣

子どもの性格は変えられるのか?自分の価値観を伝え続けることが大切。

投稿日:


あなたは、「性格は変えることができるのか?」という質問に対して、どのように答えますか?

「変えられる」

「変えられない」

さて、どちらでしょうか?

性格の4重構造.001

 

スポンサーリンク

 

性格は「4重の円構造」になっている

先の質問の答えは、「変えられる部分と、変えられない部分がある」というものです。

心理学に近いコーチング等では、性格は下図のような「4重の円構造」になっていると考えられています。

 

性格の4重構造.001

 

中心から、

(1)気質
(2)狭義の性格
(3)習慣的性格
(4)役割的性格

という順番です。

まず、(1)の「気質」は、よく言われる「生まれつきの性格」です。

後天的に変えるのは難しい部分です。

次に、(2)の「狭義の性格」は、幼少期の育った環境によるもので、主に親から受け取った性格です。

価値観やビリーフ(思い込み)も、この段階で形成されるケースが多いです。

(3)の「習慣的性格」は、習慣によって変えられる性格です。

たとえば、朝、人に会ったときに、「おはようございます!」と笑顔で挨拶するのか、ブスッとした顔で素通りするのか、どちらの行動を習慣にしているかによって、性格が変わります

最後に、(4)の「役割的性格」は、役割によって変わる性格です。

学生時代最後の1年間と、社会人になったとき1年間では、変化に大きな差がありましたよね?

それは、新たに「社会人」という役割からつくりだされる性格があるということです。

 

変えられるのは「習慣的性格」の部分

怒りっぽかったり、ネガティブに考えすぎたり、面倒くさがりだったり、いずれも性格に起因するところは大きいでしょう。

その中で、「気質」「狭義の性格」を変えるのは難しく、「役割的性格」を変えることも、自分ひとりの力では難しい場合が多いです。

そこで、注目すべきは、「習慣的性格」の部分です。

たとえば、子どもにとっては、親がどのように働き、どのように生きているのか、という姿勢によって、子どもの生き方に影響を与えるものです。

親の生きる姿勢は、親の言葉や態度、そして行動によって示されます。

それは、子どもの生きる姿勢や習慣にも影響してきます。

大量のタスクが出てきたとき、どのように対処するのか、それともあきらめてしまうのか。

それさえも、「習慣的性格」によって、扱い方が変わります。

子どもに教えてあげられるのは、この「習慣的性格」ではないでしょうか。

 

「ベビーステップで取り組む」という習慣的性格を子どもに伝える

今の私が、息子に伝えたい「習慣的性格」は、なんといっても「ベビーステップ」です。

私が、息子と取り組んでいる夏休みの宿題プロジェクトに対峙しているときに感じたのです。

大量のタスクがあるとき、私が、どのようにプランニングするのか、どのように実行するのか。

そのやり方は、息子が受験するときや、将来の仕事の進め方に影響を及ぼすかもしれません。

そういえば、テレビで、ある実験をやっていたそうです。

小学生にプリント10枚の宿題が出されるという実験です。

Aグループには、宿題を1枚ずつ配ります。

1枚目ができたら、2枚目を渡します。

一方のBグループには、まとめて10枚を渡します。

結果が面白いのです。

Aグループは、全員がプリント10枚を終わらせることができました。

Bグループは、半分ほどしかできなかったというのです。

この話を思い出して気づいたのですが、息子も、普段の宿題は比較的うまくやっています。

しかし、夏休みの宿題には手こずっている。

その理由は、まさに「ベビーステップで着手できるか、できないか」ということにかかっているのではないかと考えたのです。

そのために親ができることは何か?

それは、大きなタスクを小さなタスクにチャンクダウンする部分ですよね。

そこを親が手伝ってあげれば良いのです。

それによって、子どもは小さなタスクを実行するだけでOKになるわけです。

先延ばし対策である「チャンクダウン」と「ベビーステップ」は、非常に波及効果が高い習慣なのですね。

ぜひ、あなたの仕掛かり案件に適用してみませんか?

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【編集後記】

昨日は、仕事終わりにお台場へ行きました。

妻と娘が「お台場夢大陸」に行っていたため、後から合流したのです。

お台場夢大陸〜ドリームメガナツマツリ〜 – フジテレビ

ライブをみたり、水族館があったり、バンジージャンプをやっている人がいたり(笑)と、なかなか刺激的なイベントでした。

 

【ご案内】
コーチングのお申し込みはこちらから!

コーチングのお申し込み | 【良習慣の力!】ブログ

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

私の習慣化に重要な2つの要素。「未来のありたい姿」と「生活レベルの目標」。

先日、習慣化コンサルティング社さんの顧客事例として、インタビュー取材を受けました。 私が自己投資をスタートしてからの10年間をふり返る良い機会でした。 取材を受けながら、習慣化によって人生を変えるため …

no image

「目標を紙に書き出すと叶う」の威力を改めて実感

■本日、家族会議を行いました。   わが家の家族会議とは、 家族4人で外食しながら、 ・現在の活動状況 ・過去の振り返り ・未来の展望と目標設定 ・その他、いま自分が考えていることや聞いて欲 …

「朝ギリギリまで起きられない」ことも「先のばし」!?ベビーステップで解決しましょう!

  こんにちは! 銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。 今日は週末の「早起きネタ」の記事です!     早起きできないことも「先のばし」 「朝 …

習慣化できない場合の対処法。「習慣のモーメント」できっかけづくり。

頭で考えていることがあるのに、なぜか身体がついてこなくて、実行ができない。 そのようなときの対処法を記事にしました。   「できる」という思いが「できない」になる現象 「明日こそ早起きしよう …

岡田斗司さんに学ぶ「習慣引力」から抜け出す方法とは?

岡田斗司夫さんの本が面白い! わたしがお師匠と仰いでいる習慣化コンサルタントの古川武士さんにおススメ本をご紹介いただきました。 こちらの岡田斗司夫さんの本です。 【今日のお勧め本:オタクの息子に悩んで …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。