学ぶ習慣

私がずっと誤解していた「犠牲」という言葉の本質的な意味

投稿日:


「そういうことだったのか!」という気づきがあると、うれしいものです。
今回は「犠牲」という言葉に対する誤解が解けたので、記事にしてみました。




 

「犠牲」という言葉へのネガティブ感情

「成功するためには、犠牲を払わなければならない」

ビジネス系の自己啓発書を読んでいると、よく目にするニュアンスの言葉でした。

犠牲。
何となくネガティブを感じる言葉です。

同時に「確かになぁ……。」とも感じます。

今までの私は、想像している自分には至っていません。
「もっとこうなればいいのに」と思っています。
目標やゴールは未達のものばかり。

では、なぜそんな状態なのか。
考えてみれば明白です。

犠牲を払っていないからです。

犠牲を払わずに、ビールを飲んでしまう。
犠牲を払わずに、音楽を聴いてしまう。
犠牲を払わずに、居眠りしてしまう。

だから、目標が未達になっているんですよね。
それは、わかります。

一方で、こうも思います。

「犠牲を払い続ける人生って、果たして幸せなんだろうか?」
まあ、「あなたがそれぐらいサボってきたということだよね」と言われればそれまでですが……。

ただ、仮に起きている日中の時間をすべて犠牲にして目標を実現したらどうなのか。
かなりきつい日常ですよね。
好きなことが何もできない感じですから。

となると、私たちは「犠牲」をどう考えていけばいいのでしょうか。

 


 

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犠牲の本質的な意味

先日、その答えがわかりました。

犠牲は、私が思うような「大事なものを差し出す」というような、ネガティブな意味だけでは無かったんです。

じつは、本質的な意味は、
「価値が高いものを得るために、価値が低いものと交換する」
ということだったのです。

これだけだと、伝わりづらいと思うので、具体例で説明しますね。

たとえば、あなたが「月に4冊の本を読もう」という目標を設定したとします。
1週間に1冊ペースですね。

これが安定のペース。
心地よく読書を続けられていました。

そのときに、ビジネスで月に30冊読む必要が出てきたとします。
ただ、その学びはあなたにとって、腰を据えて学びたいと考えている分野です。
30冊を読み通せば、成長するし、将来がより良くなる可能性が高まります。

となれば、あなたは「よし、いっちょやってやろうじゃないか」となる。
目標を「1ヶ月に30冊の本を読む」に設定しました。

さて、実現するためにはどうすればいいでしょうか。
今まで別のことに使っていた時間を、読書に割り当てる必要がありますよね。

具体的には、
・二度寝していた時間を読書に変える
・通勤時間のSNSチェックを読書に変える
・ランチのYouTubeを読書に変える
・つき合いの飲み会を読書に変える
・帰宅後のテレビを読書に変える
という感じでしょうか。

そのようにして、1ヶ月を読書中心ですごす。

結果、見事に「1ヶ月に30冊の本を読む」という目標をクリアしました。

あなたは明らかにその分野の知識が増えました。
してみたいことも増えています。
ポジティブな未来が見えてきています。

「おめでとう!自分!」という気持ちなのではないでしょうか。

 

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「ポジティブな犠牲」を払う

さて、ここで「犠牲」に戻ります。

あなたは「1ヶ月に30冊の本を読む」ことを達成しました。

さて、犠牲を払ったのでしょうか。
払っています。

・二度寝
・SNS
・YouTube
・つき合いの飲み会
・テレビ
という時間を犠牲にして、読書したからです。

ただ、そのおかげで、今までのあなたには難易度が高かった目標を達成しています。
時間の使い方を変えて、望むゴールをクリアしたのです。
どう考えても、「なりたい自分」に近づいているわけですよね。

これは、犠牲でしょうか。
むしろ、成功といえるのではないでしょうか。

この構造こそ、
「価値が高いものを得るために、価値が低いものと交換する」
という意味であり、犠牲です。

ですから、古今東西の成功者たちは「成功するためには、犠牲を払わなければならない」と言い続けてきたわけです。

わかりやすく言うと、
「無駄な時間を、有意義な時間に入れ替えようね」
ということなんです。
(偉人たちの言葉は、翻訳が必要だなぁといつも思います・笑)

そう考えると、シンプルですよね。
犠牲は、必ずしもネガティブな意味だけでは無かったのです。
私としては「ポジティブな犠牲」と言い換えてもいいかなと感じています。

さて、この犠牲の意味から、あなたは何を変えられそうでしょうか。
ささいなことでいいので、今日1つだけ「犠牲」を試してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にトライアスロンのスイムスクールへ。
早めにプールに行って1500メートル。
合同の練習で1900メートル。
練習終わりで400メートル。
合計3800メートル泳げました。

週末のトレーニングとアクアスロンに続き、
3日連続でプールに入れました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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