コミュニケーションの習慣

「あー、なんだかもやもやする」状態を抜け出す特効薬。頭の中を整理するためにとにかく会話をしてみよう。

投稿日:2018/03/05


自分が無意識に使っている言葉にも、自分なりの区別があるものです。

それは、自分が誰かに話しているときに気づくことが多いと思います。

それは、相手に話しながら自分で情報を整理しているから起こる現象なのです。

 

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一面的にはいかない欲求の基準

以前のコーチングセッションで、興味深い気づきがありました。

クライアントさんのテーマは詳しくは書けませんが、興味関心がある活動について対話を重ねているときに、クライアントさんに気づきがありました。

それは、「教える、伝える」という行為について、でした。

「教える、伝える」をビジネスにしている人は多いものですよね。

私が話を聞いていると、クライアントさんは講師やスピーチなどの行為に自分の欲求が刺激されているように感じました。

ですから、「教える、伝える」が良さそうに感じたのです。

ただ、それは表目的なところでした。

なぜなら、その一方で、コーチングや個別指導のインストラクターなどは「苦手です。やりたいとは思いません。」ということだったのです。

・講師やスピーチ
・コーチングやインストラクター

は、「教える、伝える」という行為は共通している要素があるはずなのに、クライアントさん本人の中では明確に欲求が分かれていたのですね。

そこで、より深掘りしていくと、その基準がわかりました。

それが、

・1(自分)対多人数
・1「自分)対1(マンツーマン)

という違いだったのです。

クライアントさんは、「 1(自分)対多人数 」に刺激を感じていたのです。

そこで、今後とり組む分野としては、

・1対多人数

を狙い、

・1対1(マンツーマン)

は避ける、ということが明確になりました。

これは気づきとして、腑に落ちたということで、そこから小学校時代の記憶がよみがえり、「ああ、やっぱり子どもの頃からそうだったんですね〜。これは本物の欲求ですね(笑)」ということがわかりました。

これは、セッション前はまったく想定していなかった内容であり、テーマもざっくりしていたのですが、セッション後は「重要な気づきでした!」というフィードバックをもらいました。

クライアントさんはコーチに話すことによって頭の中が整理され、新しい刺激とともに気づきが起きたのですね。

 

話しをすることで頭の中が整理される効用

前述の例のケースでは、もしもクライアントさんの「教える、伝える」という行為だけを見てしまって、そのような職業を目指したとしましょう。

そこで、仮に苦手なマンツーマンの仕事についてしまったら、これはかなりきつい。

毎日のように苦痛を味わいますよね。

そうなってしまったら、時間やコストの損失は膨大。

セッションによって、回避できたということであれば、対話の役割は大きいはずです。

このように、自分で考えがまとまらないときや頭の整理ができないときが誰にでもいいあると思います。

そういうときは、あることないことを思い悩み、時間だけがすぎていってしまうことはないでしょうか?

まるで思考の迷宮に入ってしまったみたいに。

そのようなときは、自分だけで考えるのをやめて、ほかの人にそのテーマについて話してみることがおすすめです。

これは、いわゆる「相談する」というレベルまで達していなくてもOKです。

ただ、考えている事柄を自分なりに言語化して、話してみるだけでいいのです。

特に相手にアドバイスを求めることも必要ありません。

あなたにも、「あるできごとを知らない相手に背景から説明していたら、頭の中が整理されて解決してしまった」という経験が1度や2度はあるのではないでしょうか?

私自身、

・友人とのランチでの会話
・妻との晩酌での会話
・マイコーチとの会話

といった瞬間に気づきが起きた、という経験が何度もあります。

これは、心理学でいうと「オートクライン」という現象がはたらいているのです。

 

煮詰まったら聞いてくれる人を探してみよう

人は、相手に話しながら、じつは自分自身にも同時に話を聴いています。

自分の耳で、自分の話を聞きながら、頭の中を時系列や分野別に片づけをしているのですね。

ですから、ただ話すことで、自分の頭の中は自動的に知識や情報を整理できるのです。

たとえば、オフィスの仕事で前進しないことがあれば、自分ひとりで考え込まずに雑談的に先輩や同僚などと話をしてみましょう。

「ちょっとこんなことで煮詰まっちゃったんですが・・・」と言って話をすれば、相手はそれほど嫌がることはありません。

その際は「5分くらい話を聴いてもらえませんか?」と時間も伝えれば、相手も安心して話を聴いてくれるはずです。

そうして、「自分で話ながら、自分で聞き、考える」わけです。

これが、まさにコーチングセッションの効果でもあります。

コーチの場合は、質問の在庫をたくさん持っているはずですので、

・その課題は5年後の理想の状態とどんなつながりがあるんですか?

・いま1番重要なことは何ですか?

・あなたが持っているリソースはほかにどんなものや人がありますか?

などという質問をしてくれるはずです。

自分ではあまり自分自身に投げかけない、けれども重要な質問でしょう。

これは、本の質問集を読みながらやってもいいのですが、それだとなかなか重い腰をあげられないのが人間(だということがよくわかってきました。実体験から・笑)。

それよりも、時間を確保して、対面やSkypeでセッションという時間と場所に制約がある環境の中で瞬間のひらめきや気づきを起こすことが有効です。

それによって新たな思考が生まれ、新たな気持が生まれ、新しい行動につながっていくのです。

自分ひとりでやるよりも短期間で成果を出したい人は、パーソナルコーチをつけて、月に1〜2回のセッション時間をとることをおすすめしています。

それによって、たとえば「先のばしする」というあまり良くない習慣をやめて、停滞していた課題を前に進められるでしょう。

プロコーチは専門です。(笑)

コーチングのお申し込み

 

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■編集後記

早朝からお昼にかけてコーチングセッションを4件。

心地よい疲労を感じつつ、先日の妻の誕生日祝いとして、妻へひとり時間をプレゼント。

私は娘と2人でデートを楽しみました。

本屋に行ったところ、私が好きな「プレイボール」という野球マンガの続編を発見。

即座に2巻まで買ってしまいました。(笑)

また、同じく好きな漫画家・弘兼憲史さんのおもしろそうなマンガも発見。

衝動買いしてしまいました。(笑)

たまにはいつもと違うジャンルにも目を向けるのもいいですね。(^_^)

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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