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なぜ「ふり返り」は敬遠されるのか?それでもふり返りの習慣をおすすめる2つの理由

投稿日:2021/02/23


定期的な「ふり返りの習慣」を継続するのは意外と難しいもの。

それでも「ふり返りの習慣」をおすすめしたい2つの理由があります。




 

「ふり返りの習慣」の難しさはどこにあるのか?

私は大事だと考える習慣。

それは「ふり返りの習慣」です。

私自身、以前より改善できることが増えたのは「ふり返りの習慣」がきっかけになっているからです。

でも、コーチングのクライアントの方々にその重要性を伝えきれていないのもこの「ふり返りの習慣」です。

けっこうスルーされてしまうのです。

なぜか。

地味なのですよね、「ふり返りの習慣」は。(笑)

もしかすると、ふり返りの重要性を理解していただきつつも、実行が難しいだけなのかもしれませんが。

実際、「ふり返り」をしたからといって、スキルが高まるわけではありません。

15分ふり返りをするなら、本を15分読んだほうがいい気がしますよね。

「ブログを1記事更新した」という事実のほうが、アウトプットとしてわかりやすいですし。

運動すれば、行動している感覚もあります。

そういった行動習慣に比べると、「ふり返りの習慣」は何も積み上がらない気がする。

そう感じるのだと想定しています。

何を隠そう、以前の私がそう考えていたのでよくわかるのですね。

 

なぜ「ふり返りの習慣」が苦手だったのか

そこで私自身、なぜ「ふり返りの習慣」が苦手だったのか思い出してみました。

「あっ」と。

思い当たることがあります。

それは「できていない自分という現実を見たくない」という想いです。

たとえば、早起きしようとしたのに二度寝してしまった。

ブログを出社前に書こうとしたのに、24時までかかってしまった。

今日こそは先のばしを撃退しようとして、返信できないメールを残して退社してしまった。

そのようなことは、ふり返りをしなくてもわかっています。

自分の中では。

ですから、あえてふり返る必要はない。

そう思うのですね。

もしもそこであえてふり返りをおこなったら、どうなるか。

ダメージを受けるでしょう。

頭の中であいまいにしていた事実に、言葉としてふり返る。

ノートに文字を書けば、あいまいにはできません。

「自分はこれができなかった」と、事実として受け止めることとなるのです。

しかもふり返りをしたらといって、翌日すぐに改善されることはほとんどありません。

同じように、翌日もできなかったりします。

それをふり返りをすると明確にわかってしまうわけです。

・・・しんどいですよね。(笑)

 


 

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「継続的な改善」ができるから

そのようにしんどさを伴う「ふり返りの習慣」。

それでも、おすすめする強い理由が2つあります。

それは、

1:継続的な改善

2:成功体験の検証

です。

 

「継続的な改善」の効果

1つ目は「継続的な改善」です。

難易度が高いゴールや定着が難しい習慣化は、成果がなかなか出ません。

行動しているのに、結果がついてこないとあせります。

行動の成果が現れてくるためには、何ごとも一定の時間が必要ですよね。

もちろん、これは習慣化やビジネスに限ったことではありません。

スポーツ、たとえば野球だって必死に素振りして、走り込んだからといってすぐにホームランが打てるようになるわけではないように。

だからといって、プロ野球選手が「やっても無駄だから」といってトレーニングをやめてしまうのか。

そのようなことはありませんよね。

私たちも同じです。

目標が達成できなかったり、習慣化できないときでも、トレーニングを続けるのです。

ホームランが打てなくても、ヒットや二塁打を打てるように。

スポーツや楽器練習は練習をするのに、目標達成や習慣化をあきらめてしまう人は多いです。

そうして、インプットばかりしてしまうわけです。

そうなると、今の実力をチェックする機会を失ってしまいます。

 

ふり返りで「筋力アップ」に気づく

すぐには成果に現れないと書きました。

ただし、それは目に見えた成果として表面化していないだけです。

トレーニングしていれば、確実に筋力はついています。

走れば、脚力が高まるように。

目標に向かって行動すれば、その目標に対する経験が増えます。

習慣化にトライすれば、その習慣における経験値が増えるのです。

その日々の「筋力アップ」に気づくことができる習慣。

それが「ふり返り」なのです。

学生のときのように、定期試験があれば今の実力を点数で数値化できます。

しかし、大人になるとビジネスの実力や習慣化スキルは数値化できません。

だからこそ、日々のふり返りをする。

そうすることで、できているところを自分で確かめる。

できていないところがあれば、改善策を考えて翌日にまたトライする。

その継続的な改善によって、ゴールに向かって進んでいけるのです。

“幸せとは自分の好きなことをやって、それが毎日少しでも進んでいることが実感できる事である”

というブライアン・トレーシー氏の言葉もあります。

この「毎日少しでも進んでいる」という実感を味わうこと。

そこに気づくこと。

そのためにも「ふり返りの習慣」が欠かせないのです。

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「成功体験の検証」ができるから

「ふり返りの習慣」でもうひとつ大事なことがあります。

それが2つ目の「成功体験の検証」です。

 

「成功体験の検証」とは?

1つ目の「継続的な改善」は、どちらかというと

・課題や問題

・できなかったこと

・しでかしてしまったこと

に対する改善を考えることです。

もう1つの「成功体験の検証」は、

・できたこと

・よかったこと

・キープしたいこと

について考えることです。

「Good」ポイントをしっかりと認識し、自分をほめること。

これはこれで大事なのです。

 

鵜呑みにしてはいけないとき

ただ、鵜呑みにしてはいけないときがあります。

それが、「たまたまうまくいったことを、自分の実力と勘違いしてしまうこと」です。

ここの改善を怠ってしまうと、トラップにはまります。

たとえば、「明日から5時起きをする!」と決意したら、翌日にいきなり早起きできたとします。

この場合、結果だけ見ると成功に見えますよね。

しかし、それをくり返しできるようにならなければ、本当の成功とは言えません。

「早起きできた!」と喜んだのもつかの間、翌日に睡眠不足を起こしてしまい、仕事でトラブルになる。

そして残業になり、次の日は早起きできず。

そのままズルズルと元の遅寝遅起きのスタイルに戻ってしまう。

そのようなパターンが多いからです。

ですから、「できたこともふり返りで検証する」というところまでできると理想的なのですね。

成功体験を検証して方法論をつかんでいれば、安定した結果を出すことができます。

あなたがスポーツチームの監督だったら、たまたまうまくいった選手を起用しするよりも、継続的に安定した選手を起用しようと思うのではないでしょうか。

学びを最大化させるために「経験知」と「形式知」を循環させよう | 【良習慣の力!】ブログ

 

2つの方向性からふり返る

「ふり返りの習慣」は、課題や改善点を発見するのは比較的簡単です。

ただ、注意するポイントは

・できなかったこと

だけでなく、

・(一見)うまくいったこと

も見るようにすること。

それができれば「ふり返りの習慣」は、ばっちりです。

ゴールにつなげるために「ふり返りの習慣」を活用する。

そのために、「ふり返りの習慣」は2つの方向性から検証していきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜は「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

セッションの前にクライアントの方が大好きなことを思いっきりやってきたこともあり、テンションが高かったです。(笑)

そういう声を聞けるというのは、コーチとしてとてもうれしいことなんですよね。

こちらまでエネルギーをもらいました。(^^)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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