読書の習慣

「本を最後まで読めない」に対処するための5つのスキル

投稿日:


「大著(=ボリュームが多く、内容も優れている本)」は、最後まで読み通すことが困難です。

最後まで読みこなすための方法を記事にしました。




 

『7つの習慣ファミリー』を完読

今年の9月にスタートした個人的な100日プロジェクト。

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このときに宣言したのは、

・本『7つの習慣ファミリー』を完読すること

です。

そして本日、ようやく読了しました。

631ページのボリュームです。

1ページの文字数はびっしり。

まさに大著と呼べる本ですね。

ただ、決して読みづらい本では無いんです(読み始める前に想像していたよりは)。

エピソードや事例が豊富なので、物語を読むような感覚もあるので。

それと、大事なポイントで、

・とても興味深い本

です。

特に、家族を持つ父親の方には必読書とお伝えしたいです。

それくらい強烈なインパクトがありました。

先日、私が開催した『ビジネスブックBAR』では、「今年のベストビジネス書」に『7つの習慣ファミリー』を選びました。

おそらく、大多数の人は1回読んだだけでは理解しきれないと感じます。

書いてある内容に深みがあるからです。

速読はできない類(たぐい)の本です。

それだけに、今回のように100日かけて本の内容を味わいながら、少しずつ読み進めるスタイルが良かったと感じています。

 


 

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大著の読破にメリットを感じた5つのスキル

今回、私が100日かけた『7つの習慣ファミリー』読了のプロセスで、興味深い気づきがありました。

それは、

・大著を読み通すためには心理学のスキル活用できる

ということです。

私が想像している以上に。

およそ100日実践してみて、活用したスキルの代表的な5つをあげてみました。

あなたの100日プロジェクトにも活用していただけるはずです。

 

1:宣言効果

1つ目は、

・宣言効果

です。

やはりここから始めたいですね。

不言実行は、たしかにカッコよさがあります。

ただ、プロセスがわからないので、まわりは驚くんですよね。

「そんなことやってたの?」と。

インパクトがある場合もあります。

ただ、たいていの場合、まわりの人が感じるのは「とまどい」です。

予告編がつくられていない映画を急に観るような感覚です。

とまどいますよね。

だからこそ、有限実行の自分をつくる。

そのために、「私は100日かけて○○をする!」という宣言からスタートするのです。

宣言することで、サボる自分を動かしていきましょう。

私はブログで宣言しました。

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2:KISSの法則

2つ目は、

・KISSの法則

です。

意味は、

・Keep it simple stupid.=ばかばかしいくらいにシンプルにする

です。

今回の場合は、まさに読んでいくルールをシンプルにしました。

ルールは、

・1日6ページずつ読む

だけです。

シンプルですよね。

ばかばかしいくらいに。

続けたければ、ルールをシンプルにすることです。

万が一、挫折したいときには、できるだけルールを複雑にしましょう。(笑)

続く人のルールは「KISSの原則」。ばかばかしいくらいシンプルにしよう | 【良習慣の力!】ブログ

 

3:ツァイガルニク効果

3つ目は、

・ツァイガルニク効果

です。

人は、未完了や中途半端なものが気になるものなんです。

「続きはCMで」というフレーズの効果ですね。

「もう少しやりたいな」と思っているところで、あえて止める。

中断が「早く続きを読みたい」という感情をつくります。

結果、モチベーションが途切れずに、続けることができるわけですね。

今回は、何度もありました。

「もっと読みたい」と思っているんです。

ただ、ルールなので6ページ読み終えていたらそこでストップ。

基本的には、文章の途中でもやめていました。

大丈夫です、次に読むときにすぐに「ああ、そうそう、ここからだった」と思い出せます。

モチベーションは鮮度。「いつか」という言葉があなたを「変われない人」にしてしまうかも。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

4:アイスピック仕事術

4つ目は、

・アイスピック仕事術

です。

私たちは、大きな氷山を一気に壊すことはできません。

それでも、アイスピックで大きな氷を削れば、扱うことができます。

手のひらにのるくらいの大きさにすれば、グラスに入れてウイスキーを飲むことができます。

さらに細かく砕けば、かき氷にできるかもしれません。

今回、私はアイスピックを使って、631ページの本を砕いていきました。

1日6ページずつ。

小さく砕いて、少しずつ読み進めていきました。

結果、ほぼ予定通りで完読。

なんなら、少し前倒しです。

これができたのは、「1日6ページ」と小さくしたからです。

抵抗が減りました。

アブ・シンベル神殿の移設工事に学ぶ。難問解決への3つのポイント | 【良習慣の力!】ブログ

 

5:If-Thenプランニング

5つ目は、

・If-Thenプランニング

です。

If-Thenプランニングは、

・いつ

・何をやるか

を決めておくスキルです。

人は条件づけの生き物。

「この環境で、このタイミングになったら、これをやる」という条件をつくります。

すると、行動の達成率が2倍以上になるんです。

私は、

・朝、自宅で10年日記を書き終えたら

という条件にしていました。

「if-then プランニング」で先のばしを改善する方法 | 【良習慣の力!】ブログ

 

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大著の読破でデメリットを感じた3つのスキル

上記のように、心理学の5つのスキルを活用することで行動が進み、最後まで大著を読み続けることができました。

一方、いいことだけではありません。

デメリットもあったんですね。

私が感じたのは、以下の3つです。

 

1:パーキンソンの法則

制限時間いっぱいまで使ってしまうという法則が当てはまりました。

時間を100日にすることで「短時間で一気に読む」を手放すことになります。

本当なら、もっと早く読み終えることができたかもしれません。

ただ、制限時間近くまで期間を延ばしてしまいました。

 

2:フロー理論

集中できる「フロー」に入ることができませんでした。

集中する前に、6ページ読んでしまうからです。

「おもしろい!」と感じつつも、「気づいたら1時間たっていた」といった「超集中状態」にはなりづらいです。

 

3:エビングハウスの忘却曲線

当然のことながら、最初に読んでいたところはどんどん忘れていきます。

読み終えるまでに時間が経過しているので、印象深いエピソードをいくつかぼんやり覚えているだけ。

くり返し読まないと、記憶に残らないのです。

 

まとめ

上記のような3つのデメリットもあるとはいえ、大著を挫折せずに最後まで読み通せたのは私にとって大きな経験です。

この方法を活用すれば、これまで太刀打ちできなかったほかの大著も読みこなせそうな気がするからです。

次の大著にもトライしてみようと思っています。

あなたが大著を読み通す際や、個人的な100日プロジェクトへの参考になれば、うれしいです。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に『習慣化三種の神器(R)実践プログラム』第1期のみなさんと集合。

29日の発表会に向けての準備に取り組む集中タイムを設けました。

また、昨日は募集していた『習慣化三種の神器(R)実践プログラム』第2期も満席になりました。

本当にありがたく、そして楽しみです。(^^)


 


 

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・ビジネス書作家
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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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