先のばしを減らす習慣

「すぐやれない人」が、「すぐやる人」に近づく考え方

投稿日:


・先のばししてしまう「すぐやれない人」
・前倒しできる「すぐやる人」
の違いは、どこにあるのでしょうか。
私の体験から、両者の違いを考えてみました。




 

タスクへのスピード感が上がっている話

「最近、仕事が速いな」

先日、会社の上司から、珍しく仕事のスピードについて評価を受けました。
入社21年目にして、初めての体験かもしれません。

じつは昨年から今年にかけて、お客さまからは、以前と違った反応があったのです。

具体的には、メールのやり取りの中で、
「早々のご対応、感謝です!」
「前倒しの進行、助かります!」
「早速ありがとうございます!」
「早っ!」
などの文字が並ぶ機会が増えたのです。

以前の私の仕事への反応とは正反対。
過去には、お客さまから「あの件、どうなってますか?」という催促のメールを受けていました。
連日のように……。

私は「遅くなって恐縮です!今ちょうどやっているところです!」と、何通返信したことか。
「そば屋の出前じゃあるまいし」というやつです。
いけませんね……。

その時期と現在の周りの評価を比べると、現在はけっこう変化したような気がしています。

さて、違いは何なのでしょうか。

 


 

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私が「すぐやる人」に挫折した理由

以前は、「すぐやる人」に憧れていました。
クイックレスポンス。
カッコいいなと。

私も真似してみました。
見事に失敗しました。(笑)
理由はわかります。
何も考えていなかったからです。

飛んできたボールを、ただ単に打ち返すだけ。
私が「バッティングセンター仕事」と呼んでいるワークスタイルです。
これだと、1日打ち返す仕事ばかりになります。

もちろん、悪くない面もあります。
仕事は進むのです。
バシバシと打ち返していれば。
それでも、1日が終わったときに達成感があります。
多少は。

一方で、そんな1日を過ごすと「重要な成果を残せた」という気持ちはありません。
考えて仕事をしているわけではないからです。
「バッティングセンター仕事」をやり続けていると、思考停止になってしまうのですね。

そのため、一時期の私は、大きな勘違いをすることとなりました。
それは「すぐやる人って、じつは意外と考えていない人なのでは?」と。

反対に、じっくり考えて最適解を出せる人こそ、じつは「すぐやれない人」なのではないか。
そんな仮説が浮かび上がってきたのです。

では、その仮説は正しかったのか。
私は間違っていました。

「すぐやる人」こそ、普段からよく考えています。
だからこそ、タスクが飛んできたときに、すぐに対処できるのですね。

私が「すぐやる人」になろうとして失敗したのは、まさにここ。
ほとんど思考停止で目の前のタスクに対処していたので、行き詰まったのです。

それが、前倒しに取り組もうとすると、考えざるを得ないわけです。
ここに違いがあります。

つまり、私は、
・先のばししてしまう「すぐやれない人」のとき→何も考えていなかった
・前倒しできる「すぐやる人」になれるとき→前倒しについて工夫を考えていた
という「考える時間」に、違いがあったのです。

 

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メンテナンスとブラッシュアップで質を高められる

もちろん、すぐにやったことで「拙速」となり、失敗するタスクもあります。
ただ、そのタスクは遅くやったとしても失敗していた可能性が高いと思うのです。

発注書の数字を間違えたりするのは、前倒しであろうと、先のばしであろうと、ミスするときはミスしますよね。

それを踏まえて、すぐやれるなら、ミスしてもすぐにやったほうがいい。
なぜなら、失敗しても、軌道修正する時間があるからです。
最終的な方向性が間違っていなければ、修正すればOK。
それでも、目的地に近づいているのですから。

私もこれまで数え切れないくらいの失敗をしています。
ただ、致命的なミスはありません(今のところ)。
その理由は「失敗したときに、すぐに軌道修正ができたからではないか?」と思っています。

「あとでやろう」とすると、メンテナンスの時間がない。
「すぐにやろう」としておけば、ブラッシュアップできる余裕が生まれます。

ブログも、アップする前にざっと目を通すと、誤字や脱字が見つかったり、言い回しのおかしさに気づくことがあります。
私の実力だと、すぐに書いて、すぐにアップしたときに、ミスに気づけず更新していたわけです。

それが、一晩置くことで冷静に読める。
原稿を書いてから更新するまでに「そういえば、あのエピソードを付け足してもいいかも」と思うこともあります。
結果、記事の質が高まるわけです。

まるで「夜中に書いたラブレターはすぐに出さずに、翌朝読み返してから投函するべし」という教えみたいな感じですね。

軌道修正ができれば、日々は改善のプロセス。
徐々に良くなるはずです。
ただ、その軌道修正をするためには、「すぐやる人」になることが必要な場面もありますね。
私も、これからさらに磨いていきます。

あなたの軌道修正のために、考えながら「すぐやるスキル」を(も)鍛えていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部まで。
7時から「週次リフレクション」ファシリテーション。
朝活8:00の部も。
9時からアウトプット部の部会でした。

午後はオフ。
妻と娘の外出を見送ったあと、プールへ。
2000メートル泳ぎました。

戻ってきた妻と買い物へ。
帰宅後は、テレビを観ながら自宅パーティーを楽しみました。(^^)


 


 

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