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コミュニケーションの習慣

予定調和の会話を捨てて、ピリッとするような「いま、この瞬間」の対話を味わう。

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中長期視点でみた場合、計画というのはとても重要なものです。

ただし、対話やコーチングセッションのような場では計画よりも、「いま、この瞬間」を大事にしています。

 

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対話に台本は使えるのか

4年前に、コーチングスクールで「セッションの組み立て方」を学んだときのことです。

テキストには、「コーチングセッションというのは、基本的にはこのような型があり、この流れでやりましょうね」という教えがありました。

「なるほど、こうやればいいのか!」と。

その流れを頭にいれて、コーチングセッションをおこなうわけですね。

しかし、もちろん「型」はあくまで「型」。

台本のようなものではありますが、そこは演技と同様、本番が「スタート!」とはじまってしまえば、どうなるかは誰にもわかりません。

当時、コーチングスクールでは、クラスの段階ごとに講師であるプロコーチからコーチングセッションを受ける機会がありました。

テキストの雰囲気を知るために、セッションの型を意識しながら進める予定にはなっていたのですが、開始早々からセッションのストラクチャーどおりには進みませんでした。(笑)

結果、その場の雰囲気で対話を終えました。

私は講師の方に「ストラクチャーどおりにはやらないものなのですね」と言ったところ、実際のセッションではストラクチャー通りに進むことというのはほとんどないから、と言われ、驚きました。(^_^;)

講師から、「だって、機械みたいなセッションしても、おもしろくないでしょう?」と。

たしかに、私はクライアントとしてセッションを受けてみて、満足度は高かったのですよね。

 

いい質問とは相手のための質問になっていること

コーチとは、クライアントの本音を引き出すパートナーのような側面もあります。

よい質問ができるコーチは、「いま目の前の人から何を引き出すことができればクライアントのためになるか?」を意識して、アドリブで対応していきます。

もちろん手ぶらではなく、あらかじめクライアントの背景を教えてもらい、どのような人柄なのかを知り、今回のテーマにそってどのようにセッションを展開していくのか、イメージや想定をします。

そのような想定をしておくのは、セッションをよい時間にするために必要なステップだと思っています。

しかし、いざセッション本番がはじまれば、「いま、この瞬間」を大事にすることにフォーカスを変化させます。

想定していたことはいい意味で手放して、目の前の大事なものに焦点をあてるようにするのです。

反対に、無理にストラクチャーのとおりに進めたり、あらかじめ用意していた質問を使おうとすると、的をはずした質問になることが多いのですよね。
(これはコーチが1度は通る道です・笑)

コーチングを習いたての頃は、想定問答集がないと不安でセッションができませんでした。

でも、当然のことながら相手は自分の予定していた答えではありません。

それどころか、まず間違いなく自分の想定とは異なる方向の答えが出てくるものです。

その恐怖から、経験が少ないときは、相手の答えを誘導したくなることもあります。

ただ、それでは、相手の本当の想いを引き出すことはできないのですね。

 

計画どおりにいかない対話を楽しむ

よい質問ができる人というのは、答える「相手のための質問」ができる人です。

ですから、その場で「いま、この瞬間」に質問をくり出していくことが大事なのですね。

セッションの「型」どおりに進むことはないというのは先述のとおりなのですが、想定や準備をしておくことは大事です。

私も「今日はどんなテーマになりそうかな」と考えておくこともありますし、事前にテーマがわかっていたらクライアントさんに教えてもらうこともあります。

この準備はとても大事で、欠かせないプロセスです。

ただし、それにとらわれすぎずに、「いま、この瞬間」に集中することが大事なのだと思っています。

セッションのストラクチャーをはずれるからこそ、思いがけない本音や気づきが出てきたりして、充実したセッション時間になるものだからです。

たとえば、旅行のツアーパックのように、綿密な計画どおりにいけば安心感はあるでしょう。

コーチングでいえば、ストラクチャーの順番どおりに質問していけばいいのかもしれません。

でも、それでは思いがけない体験もなく、インパクトある気づきも起きない可能性が高いと思います。

計画しすぎると、計画以上のことが起こらないという側面もあります。

それよりも、「いま、この瞬間」を大事にして、その場の空気感や直感を選択すること。

それによって、いい意味で予定調和を崩せるのです。

ですから、2人以上での会話や対話では、計画や必要以上の想定を手放してみることです。

そのようにして、「いま、この瞬間」を大事にしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、会社終わりでコーチング練習会に参加。

クライアント役では思わぬ気づきがあり、ちょっとウルッとしてしまいました。(^_^;)

コーチ役はもちろんのこと、アセッサー役もけっこううまくなってきたなぁ、自画自賛していました。(笑)

でも、アセッサーとして、セッションを評価・査定できるようになるということは、コーチングの上達に確実につながっていくはずだと思っています。

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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