行動の習慣

「良習慣の種」を育てるチェックリスト。実行できたタスクをビジュアル化して自己信頼感を高めよう。

投稿日:2016/04/20


自己信頼感を高めるためには、「実行できた」という感情を積み重ねることが有効です。

そのために活用しているのがチェックリスト。

私(と、私のクライアントさんたち)が実践している「良習慣の種」というチェックリストの使い方について記事にしました。

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「今日という1日をうまく過ごせたか」という指針になる「良習慣の種」

私は、継続コーチングのクライアントさんに取り組んでいただく課題があります。

それが、「良習慣の種」と呼んでいるチェックリストです。

1日に10項目、やりたいことややるべきタスクを書き出していただき、

・実行できた:◎
・実行できなかったけれど、意識はできた:○

というように、各項目にチェックを入れていきます。

大事なポイントの1つに、

・「×(バツ)」をつけない

というルールがあります。

「×」はセルフイメージが下がるので、禁止にしています(さらっと書きましたが、重要です)。

各タスクは、「10秒そうじをする」といった小さなタスクから、「ブログを1記事更新する」といった大きめのタスクまで、大小のタスクをちりばめます。

1日の中で、60分から90分くらいに収めるのが継続するコツです。

10項目のタスクがすべてできれば、「最高の1日を過ごせた!」という証拠。

たいていの人は、

・今日という1日を自分はうまく過ごせたのか?

・それとも無駄にしてしまったのか?

という判断があいまいになっているように感じます。

その理由は、「良習慣の種」のような「1日の行動基準」を持たないからです。

「やるべきことはやっているのに、自信を持つことができない・・・」という状態になってしまうのです。

 

不足行動にとりかかるための行動を促進するはらたき

「良習慣の種」は、まずはやるべきタスクを言語化することからスタートします。

行動を明確に言語化しなければ、人はなかなか動くことができないからです。

もちろん、やるべき行動を言語化しただけでは意味がありません。

習慣とは、何度も繰り返すことですから、行動を反復することが必須なのです。

それが、自分をより好ましく変化させていくための唯一の方法です。

そのために、「良習慣の種」の項目を決めていただきます。

1つひとつの行動に◎をつけていってもらい、チェックリストの全項目にすべて◎をつけられるようになるまで、意識を高めてもらう狙いです。

ファイルはExcelで作成していますので、クライアントさんが毎日ふり返りを行い、私にメールを送ってくださいます。

私は、そのファイルを確認してフィードバックをおこないます。

1シートは1ヶ月分が見渡せるようになっていて、月初からチェックリストをつけていると、「○」しかついていない行動が気になります。

すると、その行動を意識するようになります。

そのため、「本当はやりたいけれど、不足してしまう行動」が、注意喚起されるのですね。

1ヶ月分を眺められる狙いは、そこにあります。

「なんとなく先のばししてしまう行動」は、まず意識にのぼらせることなしには、実行できません。

 

「できた!」という達成感の積み重ねが自己信頼感を高める

「良習慣の種」の本当の狙いは、

・実行できていることを見える化すること

です。

つまり、「良習慣の種」チェックリストを活用する上での注意点は、

・できなかったタスクを見つけてだめ出しをするためのツール

ではなく、

・行動できたタスクをビジュアル化するツール

ということを認識してほしい、ということです。

実行できたタスクについて、

「◎がまた増えた!」

「このタスクは2週間連続して◎があるから、月末まで続けよう。」

「本当は眠たいけれど、10秒だけやればぜんぶ◎がつけられるからやってしまおう!」

といったように、常にプラスの部分を評価して、実行にうつしてもらうのです。

私は、チェックリストとは、「自分への信頼残高を確認するためのツール」だと考えています。

小さな行動は、なかなか成果につながらないように思えます。

だから、やめてしまう。

しかし、正しい行動を積み重ねていれば、確実にゴールに近づきます。

そのようにして「自分は、目指すゴールに1歩ずつ近づいている」という日々の成長感こそ、自分への信頼残高を貯めていくために重要なことなのですね。

ですから、実行できなかったタスクに意識をあてて、

・これもできなかった
・あれもできなかった
・なぜ自分はこんなこともできないんだろう

と考えるのはNGなのです。

「良習慣の種」チェックリストの意味は、そこにはありません。

自分の実行力を1つずつきちんと確認して、できている部分を認めるためのツールとして活用すること。

そのプロセスこそが、未来へ進んでいく自分への「糧(かて)」となるのです。

「良習慣の種」のような1日のタスクリストを持っていない方は、つくってみることをおすすめいたします。

 

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■編集後記

昨日は私が所属しているコミュニティーの月例勉強会に参加。

第1部は、世界一周をした高校生バックパッカーの講演。

第2部は、日本の大手企業を手放してミャンマーへとんだ友人による講演。

どちらの講演も素晴らしく、行動力に転化するエネルギーをもらいました。

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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