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自分の思考の軸をつくる方法

投稿日:2021/11/06


自分の思考の軸になる基準をつくるためには、どうすればいいのでしょうか。

おすすめは、思考のベースになる基準を持つことです。




 

自分の思考の軸をつくるためには?

「自分の考え方の軸をつくるためには、どうすればいいのでしょうか?」

先日、「習慣化オンラインサロン」ブログ部の部会のフリートークタイムで、メンバーの方から出た質問でした。

自分の思考の軸とは、

・思考のホームボタン

・思考のデフォルト

・思考の基地

のようなイメージ。

何か考えるときのスタート地点であり、ゴール地点ようなものです。

そんな「自分の思考軸」は、どうすればつくれるか。

ブログ部のメンバーと、そんな話になったのです。

では、自分の意見を持っている人とは、どのような人なのか。

話で出たのはひろゆきさんや堀江貴文さんのような方々。

彼らは、賛否両論はあれど、様々なジャンルや事象に対してご自身なりの意見を持っています。

意見で大事なのは「正しいか、正しくないか?」」ではありません。

ここで問題にしているのは、自分の意見を持っているかどうかです。

自分の意見を持つためには「自分の思考」の軸を持っているかどうかによるのではないか、という話になりました。

私がお伝えしたのは「座右の書」を持つことです。

「座右の書」に書いてある内容について「この本の考え方を自分の脳内にインストールしたい」と思えるような本。

そんな良書を選び、人生を通して何度もくり返し読むこと。

それが、自分の思考の軸を育てていくために有効ではないかと、お伝えしたのです。

 


 

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ソムリエの基準ワインのような「座右の書」

私が「この人は自分の思考の軸を持っているな」という方は、多くの場合、読書家です。

さらに、「座右の書」を持っていることが多いです。

「座右の書」からつくられた考え方をベースに、ご自身の考えの森をつくっている。

そんなイメージなのです。

このイメージは、私に「ソムリエ」という職業を思い出させてくれます。

ソムリエとは、ワインのエキスパートのことですよね。

ワイン。

世界中に数え切れないほどの種類がありますよね。

それをテイスティングし、味が辛口とか、甘みがあるといったことを判断するわけです。

有象無象のワイン。それがどのような味なのか。それを判断するのはとても困難です。しかしそのような人たちはテスティングした後端を自分の下に判断させるわけです。

では、そのような場合、何を基準しているのか。

ここが知りたいところですよね。

これは、実はその人にとっての味の基準になる「基準ワイン」を持っているのです。

そのワインの味はベーシック。

甘すぎず、辛すぎず。

軽すぎず、重すぎず。

その味を、自分の味覚の基準として設定するのです。

基準ワインの味は、舌に記憶されます。

すると、ほかのワインを飲んだ時に、基準ワインに比べてワインの味を判断できるようになるわけです。

たとえば、ワインを1口飲んだときに、

・甘いか、辛いか

・軽いか、重いか

というマトリックスで考えられるようになります。

結果、ワインを飲んだとき、瞬時にマトリックスの領域に分類できるようになるのです。

私たちの思考の軸も同じ。

つまり、ソムリエにとっての基準ワインが、私たちにとっての「座右の書」。

「自分の思考の軸」をつくるための役割を果たすわけです。

 

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「生き方・人生哲学」を磨いていく

自分の思考の軸。

それは、どこを起点に考えればいいのでしょうか。

最終的には、私たちにとって大事なのは自分の「生き方・人生哲学」です。

その人がどんな哲学を持っているのか。

それによってその人が発する意見が変わるからです。

このときに思い出すのは、コミュニケーション・ピラミッドの5つのレベルですね。

それは、以下の5つのレベルです。

・レベル1:情報

・レベル2:知識

・レベル3:意見

・レベル4:信念

・レベル5:生き方・人生哲学

情報や知識は、ピラミッドでいうとレベル1とレベル2。

誰が言っても同じ。

変わりません。

自分の発信に変化や影響力が出てくるのは、レベル3以降なのです。

ブレない自分の思考の軸をつくり、土台のある意見をつくるためには、レベル5の「生き方・人生哲学」を明確にしていくことが重要。

「生き方・人生哲学」をはっきりさせることができれば、ちょっとやそっとではブレなくなります。

ですから、「座右の書」を読み、内容を学び、実践して体得していく。

そのプロセスで、自分なりの「生き方・人生哲学」を明確にしていくのです。

そうすれば、あなたも「自分の思考の軸」を持つことができます。

意見と行動にも一貫性が出てくるようになります。

有名な経営者やアーティストたち、彼らや彼女らから感じるのは「生き方・人生哲学」をですよね。

それは、正しいか、間違っているのかではありません。

その人自身を支え、その人自身の行動を肯定してくれるものなのです。

私たちも、「生き方・人生哲学」を育てながら、自分の思考の軸を明確にし続けていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は仕事を早めにおえて「ひとり戦略会議」。

その中で気づいたんですが、メモアプリにアクションリストと「Yさんに返信」と打っていたんですね。

でも、読み返してみたら「Yさんに変身」と打ってしまっていました。(笑)

あとで見返したら、自分がYさんに変身しているところ想像してしまい、ジワジワ笑えました。(笑)


 


 

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