読書の習慣

「君に友だちはいらない」。自分の人生を変えたいなら、「ビジョン」と「ストーリー」を語ることが重要。

投稿日:2016/02/07


51PSeHDnFML

2月の習慣化テーマのため、「ミニマリスト」を目指して断捨離しています。

私にとって、処分に一番悩むのは本です。

しかも、スペースをとる分厚い本は、手放したくなります。(^_^;)

そのため、読まずに処分してしまおうと思ったのですが、「処分する前に5分だけ読もう!」と思ったら、、、ものすごく面白くて1冊読んでしまった本があります。(笑)
(ベビーステップの威力ですね。)

それが、こちらの瀧本哲史さんの本です。

何が面白かったかというと、人生を変えるためには、

「友だち」はいらないけれど、「仲間」は必要である

という強いメッセージです。

では、どのようにすれば、「人生は変わる」のでしょうか。

 

スポンサーリンク

 

人生を変えたかったら、自らが動きだすしかない

著作を読むたびに、「なんだか、頭が良くなった気がする」と思う著者の方っていませんか?

私にとって、それは瀧本哲史さんです。

今回は、リーダー論だったり、良いチームのつくり方が学べます。

私は、「優れたワンマン社長が、剛腕によって組織を拡大していく」というイメージがありました。

しかし、それは、過去の成功事例のようです。

瀧本さんによると、これからの時代は、組織の中で自分を変革していくのは難しい時代。

そのため、自分を変えたかったり、人生を変えたかったら、自分が動き出していくしかないのです。

それでは、どのようにして、自分の人生に変化をつけていけば良いのでしょうか。

 

自分の人生を切りひらくための3つのステップ

本書を読んで、私が個人的に「自分の人生を切りひらくための3つのステップ」をピックアップしてみました。

あなたの環境に合わせて、3つのポイントを考えてみましょう。

 

(1)ネットワークのたな卸しをする

本書には以下の4つの質問があります。

・自分が頻繁に会っているのはどういう人か。

・たまにしか会わないけれど、自分にとって重要な人は誰か。

・どれほど多様なコミュニティに属しているか。

・自分の近くにいる人で、別のコミュニティのハブとなってくれる人はいるか。

あなたに照らし合わせて、書き出してみることをおすすめいたします。

私は、すぐに思いつく質問と、少し考える質問がありました。

また、次にアプローチする方の顔が思い浮かんだので、お誘いしてみます。

 

(2)自分を「ヒーローズ・ジャーニー」の主人公になぞらえる

アメリカの神話学者であるジョゼフ・キャンベル氏は、数々の神話に
共通する一連の流れを発見したことで有名です。


それを、「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」と名づけました。

その一連の流れとは、


1.Calling(天命)
2.Commitment(旅の始まり)
3.Threshold(境界線)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

というものです。

わかりやすいのは、「ロード・オブ・ザ・リング」の物語です。

ホビット族の主人公は、戦闘も苦手だし、優れた知性があるわけではありません。

しかし、賢者や仲間の力を借りることによって、指を取り戻すのです。

「スター・ウォーズ」も、「ヒーローズ・ジャーニー」の例としてよくとりあげられています。

壮大な物語のスタートでは、主人公は必ずしも強くないです。

しかし、冒険を続けていく中で、自分の中に眠る才能や強みを発見する。

そのようにして、ゴールにたどりつくのです。

私たちも、自分の人生を「ヒーローズ・ジャーニー」として考えてみましょう。

 

(3)壮大なビジョンを語る

先にあげたように、リソースをほとんど持たない主人公が、仲間の助けや賢者の導きによって夢を実現するストーリーは感動します。

でも、何も持たない主人公は、いかにして仲間をつくれるのでしょうか?

そこにあるのは、「壮大なビジョン」です。

たとえば、「三国志」の劉備玄徳は、まさに壮大なビジョンを語ることによって、自らの世界を激変させた人物です。

・三国志の劉備玄徳は、農民の青年にすぎない人物だった。

・しかし、「漢王朝を復活させる」という壮大なビジョンがあった。

・その壮大なビジョンに、関羽、張飛、諸葛亮孔明といった中国国内でも最高レベルに優れた武将たちが集まった。

・やがて、中国大陸を3つにわけた国の1つである「蜀」の皇帝の地位まで上り詰めた。

壮大なビジョンだからこそ、魅力的な人物たちが共鳴したのです。

これが、当時、悪さをはたらいていた「黄巾族を討伐する」くらいのしょぼい目標を掲げていたとしたら、仲間は集まらなかったでしょう。

「三国志」の物語は生まれていなかったかもしれませんね。

玄徳の壮大なビジョンが、後世まで伝わる魅力的なストーリーの源になっているのです。

 

自分のビジョンを発信し続けて共鳴してくれる仲間を見つけよう

これからの時代を生き抜くために、私たちが必要な人たち。

それは、SNSだけでつながっているTwitterのフォロワーや、会ったことがないFacebookの友達という「友だち」ではありません。

大切なのは、同じコミュニティーに所属していたり、ビジョンを共有できる「仲間」なのです。

異業種交流で名刺交換しただけのような人脈は、本当に困ったときには機能しません。

それよりは、時間をかけてつくられた長期的視点での人間関係が、本当の人的ネットワークになるはず。

そのような人脈をつくっていくためには、どんなに小さくても良いので、自分が主催するコミュニティーをつくることが重要になってきます。

そして、コミュニティーをつくるために、まずやるべきことは、あなたの考えを発信することです。

ブログやメルマガなどを使って、あなたの

・ビジョン
・価値観
・理念や信念

などを外部にアウトプットする。

そこに共鳴してくれる人を大切にして、「仲間」として、お互いを応援しあう。

そのような人たちが、これからの時代をリードしていくのです。

最後に、感銘を受けた瀧本さんの言葉を引用して、記事を終わります。

自分は「探す」ものではなく、周囲との関係できまっているのである。

「自分はこんなところで働き続けていていいのか」

「本当に自分が夢中になれる仕事はどこにあるのか」

などと「自分探し」をしているヒマがあるならば、たとえ夢物語のような目標と周囲にバカにされようとも、

大きなビジョンを掲げてそれに向かって進みはじめるほうが、ずっと現実の自分を成長させるのである。

(P.208)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

今日は、妻とマラソン大会に参加しました。

妻は5キロ、私は20キロ。

朝から充実の時間となりました!

【お知らせ】
2016年2月10日(水)【第17回】朝2時間の自由時間を生み出す!早起き習慣化セミナー

【第17回】朝2時間の自由時間を生み出す! 早起き習慣化セミナー 2016年2月10日 – こくちーずプロ(告知’sプロ)

【モニター募集中!】
皇居ラン&コーチング!

「皇居ラン&コーチング」サービス | 【良習慣の力!】ブログ

【募集中!】「100人コーチング」のお申し込みはこちらから!

【無料】100人コーチングのご案内 | 【良習慣の力!】ブログ

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-読書の習慣

執筆者:

関連記事

課題解決のためのエッセンスをスピーディーに吸収する「ワンテーマ集中読書法」。

書店に足を運ぶと、あらゆる課題解決の方法が書籍になっていることに気づきます。 自分が抱えるテーマの解決として、「読書」という手段を活用しています。   スポンサーリンク   知識を …

本『2030』から未来を考える。同時に自分がなすべきことも考え続ける

洋書を対象にした読書会の体験から、未来と現在を考え続ける必要性を強く感じました。   洋書の読書会を初体験した話 昨日は、読書会に参加しました。 20200528_2030b | リードフォ …

習慣化初心者のトレーニングとしてのおすすめは読書の習慣

先日、私が最初に取り組んだ習慣化について尋ねられる機会がありました。 私が最初に取り組んだのは「読書の習慣」であり、それは今でもずっと継続している習慣です。   オンライン書店でもリアル書店 …

「ぼくは、世界一楽しいサラリーマン」。自由なサラリーマンに学ぶ、ポジティブな視点と思考スタイル。

“なりたい職業ランキング1位=サラリーマン” 「そのようになる日も近い。」 著者の石渡さんは書いています。 非常に意外に思ったこの言葉。 本書を読み進めるうちに、「なるほど。考え方次第では、本当にそう …

名著を再読しよう。「マイベスト本」の再読は思いのほかメリットが大きい。

あなたは、過去の自分にインパクトを与えてくれた本を読み返すことはありますか? 自分にとっての名著を再読するメリットは、思いのほか多いものです。   スポンサーリンク   自分に影響 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。