仮説の習慣

タイム・マネジメントは可能か?概念のない時間を管理するより自分の行動を管理する。

投稿日:2016/07/08


以前の自分と大きく違うのは、時間に対する考え方です。

時間をうまく使うには、行動を変える必要があります。

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「時間を管理する」という言葉の意味とは?

「タイム・マネジメント」という言葉があります。

よく「時間を管理する」という意味合いで使われます。

ビジネス書などでは、頻発する言葉です。

時間をうまく管理するという行為に、私も憧れます。

ただ、よく考えてみると、「時間」というのは概念的なものであり、目で見ることはできません。

ですから、「時間を管理する」というのは、少し矛盾した言葉であるようにも思うのです。

少なくとも私にはセルフ・マネジメントをするようなイメージで「時間を管理する」ということはできません。

 

時間ではなく自分の行動をマネジメントする

ただし、時間を有効に使うためにできることはあります。

それは、時間を管理することではなく、「自分の行動を管理すること」です。

自分の行動なら変えることができるし、コントロールすることも可能ですよね。

たとえば、私は、時間を有効に使うために、仕事を始める前に自問自答しています。

・今日実行するべき重要なタスク3つは何か?

・その中でも、さらに重要なタスクは何か?

この質問を投げかけることによって、朝一番でとりかかるための最重要タスクを絞り込むのです。

この質問をすることによって、最重要の仕事から手をつけることが習慣化しました。

また、重要な仕事と、そうでない仕事を見きわめる目を養うことができるようにもなりました。

以前の私は、すべてのタスクを全力でこなしていました。

それこそ、「経費精算」と「お客様への提案書づくり」を同じ労力をかけてやっていました。

「間違えてはいけない。完璧にやらないと。」と考えて。

しかし、そのやり方では限界があったので、あるときから、

・良い質問を問いかける
・出てきた答えを素直に実行する

ということによって、自分の行動を管理するように変えました。

結果的に時間を有効活用できるようになっていたのです。

 

時間ではなく行動に焦点をあてよう

「力の抜きどころ」を考えてみると、社内の仕事は、「知っておいたほうが良いこと」であふれていました。

一例をあげると、

・社内の報告
・新聞記事の共有
・ライバル会社の施策や動向

といったメールや打合せであふれていたのです。

また、新入社員のときは、「会社の報告メールにはすべて目を通しておくように。」と指導を受けました。

ある上司からは、「会議の前に報告メールを読んで、重要なところはマーカーで線を引いておくこと。」と言われていました。

私は、長い間言われたまま実行していました。

しかし、業務量が増えてきたときに、意図的に社内メールを読み飛ばすように、自分の行動を変えました。

「どこまで目を通さなかったら、業務に支障をきたすのか?」

そのような意図で、どんどん読むべきメールを減らしていったのです。

そうしたら何が起こったと思いますか・・・?

そうです。。。

何も起きませんでした。(^_^;)

驚くくらいに何もありませんでした。

もちろん、社内の話についていけなかったり、確認点が抜けていることもありました。

でも、致命的なミスはありませんでした。

そして、それが私にとって適切な社内の情報量でした。

その分、営業という「本来の仕事」に注力することができるようになり、成果もついてくるようになってきたのです。

このようにして、時間を管理するのではなく、自分の行動を管理することによって結果を変えることの効果を学びました。

よって、「時間管理に悩んでいる」という方があれば、「時間」ではなく、「自分の行動」を管理することに注力をすることがおすすめです。

 

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■編集後記

昨日は、金曜日に受けるインタビューの回答を考えていました。

私が自己投資をスタートしておよそ9年が経過。

思えばずいぶん遠くまできたものです。

いろいろあったなぁ。。。(遠い目・・・笑)

そして、まだまだ先は長い・・・です。

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