読書の習慣

「本を読んでいるのにアウトプットが増えない問題」への対処法

投稿日:


以前は、本をたくさん読んでも、ブログを書けず、セミナーもできませんでした。
今は、本をたくさん読まなくても、ブログもなんとか書けていますし、セミナーの回数も増えました。

何が変わったのか。
考えてみました。




 

ビフォー:「本を書う=宝くじを買う」感覚

本を読み始めた頃、私が読書に抱いていたイメージは、
・「本を書う=宝くじを買う」感覚
です。

「当たりの本だといいな」
「いい言葉があるといいな」
そんな感じで本を買っていたんです。

特に、ビジネス書を読み始めた段階では、知識がほとんどありません。
ですから、トレーニングのためにも、自分に「多読の習慣」をつけることにしたんです。

そのため、当時の方針は3つでした。

(1)「1日1冊」読む
(2)1ページ目から順番に読む
(3)書評ブログを書く
といったことをやっていたんです。

おかげで、多くの良書に出会うことができました。

行動を起こしたくなるパワーフレーズがありました。
思考がひっくり返るような考え方も学びました。

ただ、表現としては「手当たり次第」という感じです。
音楽CDで言えば、「ジャケ買い」みたいな感覚ですね。

ですから、良書に出会えるかどうかは偶然。
「うまくいけば、良書に当たるだろう」
それを期待して、本を購入していたわけです。

もちろん、良書に当たる確率は低いです。
興味をあまりそそられない本を買ってしまったこともしばしば。

そんなときは「貴重な時間とお金を無駄にしてしまった……。」という気がしていたんです。
(今から考えると、本が悪いわけではなく、私のレベルが低かったからなんですけれど……。)

 


 

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アフター:「本を買う=宝箱を開ける」感覚

では、現在は本をどう読んでいるのか。

3つの方針は、変わりました。
すべて反転してしまったんです。

要は、
(1)「1日1冊」も読んでいない
(2)1ページ目から順番に読まない
(3)書評ブログを(ほとんど)書かない
という方針です。

これは、
・確実なアウトプットのために読む
・具体的な課題のために読む
・メリハリをつけて読む(全ページを読まない)
という読書スタイルなんです。

イメージとしては、
・「本を買う=宝箱を開ける」感覚
なんですよね。

本の中に、答えやヒントがあるはず。
そのために、本を調べる。
答えやヒントがある場所をサーチする。
そんな感覚です。

つまり、基本的には、
・問題の答えを探している
感覚なんです。

この感覚は、あなたが学生時代に英語の辞書を使った感覚に近いはずです。

英単語の意味がわからない。
英語の辞書には、確実に答えが載っているはず。
だから、英語の辞書を引いて、日本語の意味を調べる。

そんなイメージです。

もちろん、人生の問題は英単語とは違います。
答えが確実に書いてあるわけではありませんので。

ただ、スタンスとしては、英語の辞書を探す感覚に近いんですよね。

これが、
・「本を買う=宝箱を開ける」感覚
なのです。

 

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アウトプットの対象を具体的にする

では、なぜ、読書法が変わったのか。

それは、
・アウトプットする対象が変わったから
です。

具体的には、
・ブログ
・メルマガ
・セミナー
・読書会
などですね。

つくり出したいものがあり、そのためにインプットする。
そんな変化が起きたんです。

以前の私は、「何か良いこと書いてないかなー」という読書でした。
そのため、全ページ読まないといけなかったわけです。

それはそれで、楽しかったんです。
ただ、もし、楽しみのためだけの読書をやっていると、私のアウトプットは破綻します……。

現在の私は、「この問題への答えやアプローチを見つけるぞ!」という態度で本を読んでいます。
ですから、その答えが見つかってしまえば、その本を手放してしまうこともあるんです。

以前の私は、
・1ページ目から最後まできっちり読んで、何もしない人
でした。

でも、今は少しましになり、
・(仮に)10ページしか読まなくても、行動する人
を目指しています。

そのスタンスの違いが、

以前は、本をたくさん読んでも、ブログを書けず、セミナーもできませんでした。

今は、本をたくさん読まなくても、ブログもなんとか書けていますし、セミナーの回数も増えました。

の差を生んでいる。
そう考えています。

もちろん、宝箱も期待はずれのときはあります。
ただ、それでも小さな宝をもらえる感じはあります。

「宝くじ当たらないかなー」という期待よりはずっと自分の意思がある。
そう思うんです。

あなたが「本をたくさん読んでも、現実が変わらない……。」と感じているとしたら。

それは、具体的なアウトプットの対象が定まっていないからかもしれません。
アウトプットが具体的になればなるほど、「この本を読む目的は何か?」を考えるようになりますから。

同じ本でも、
・自分の知識を増やすために読むのか?
・ビジネスブログのネタとして読むのか?
・お客さまへの提案を増やすために読むのか?
だと、読み方が変わるのと同じです。

ぜひ、読書の前に、アウトプットの対象を絞り込んでから、本のページを開いてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
月曜日は1時間早めの始動です。

夜は「良習慣塾」セミナー準備。
前倒しで進めることができています。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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